転職の面接、入り方から挨拶の仕方、退室までのマナーを解説します
転職活動をするにあたってマナーができていないと第一印象を損なってしまいます。
自分の魅力を伝える前にマイナスなイメージを持たれると困りますよね？
第一印象で損をしないためにもしっかりとマナーを覚えておきましょう。
時系列で解説していきますね。
受付
面接会場には10分前には到着するようにしましょう。
受付は5分前くらいが目安です。
「早く着いた方が印象がいいだろう。」
と思って30分も前に到着する人もたまにいますが、早すぎる到着は相手に迷惑になる可能性があります。
早めに着いてしまった場合は近くで時間を潰してから向かいましょう。
「本日〇時に面接のお約束をさせていただいております、〇〇と申します。
人事ご担当の〇〇様にお取り次ぎをお願いいたします。」
面接官以外にも受付の人に対する言葉使いは大切です。
会社に入ったときから既に面接はスタートしていると思って丁寧な言葉使いを意識しましょう。
入室
ドアをノックする
名前を呼ばれたらドアを３回ノックします。
ノックしてもまだ扉を開けてはいけません。
「どうぞ。」
と中から返答があれば
「失礼いたします。」
といってドアを開けましょう。
ドアの閉め方
ドアは静かに閉めましょう。
「予想外に音が出てしまった。」
となる人もいますので慎重に。
ドアを閉めるときに後ろ手で閉めるのはマナー違反になります。
ドアの方を向いて閉めるようにしましょう。
ドアを閉めたら
「〇〇と申します。
本日はよろしくお願い致します。」
と挨拶をしましょう。
勝手に椅子に座らない
入室したら面接官に
「どうぞ、お掛けください。」
と言われてから座りましょう。
勝手に座ってはいけません。
鞄などの荷物は椅子の横に置きましょう。
冬場のコートやマフラーなどは畳んで荷物の上に置くか、椅子の背もたれにかけましょう。
たまにある例外パターン
面接官と一緒に部屋に向かう場合
面接官が受付まで迎えに来てくれるパターンがあります。
座って待っていると思いますが、面接官が来たらまずは立ち上がって
「〇〇と申します。
本日はよろしくお願い致します。」
と挨拶をしましょう。
部屋に向かうまでの間に雑談されることがあるかもしれません。
「最近暑いね～。」
「雨の中わざわざありがとうございます。」
など天気の話をふってくる場合や最近のニュースなどの話をされる場合があります。
そのときも落ち着いて返答するようにしましょう。
無言の時間が辛いからといって、自分から世間話をしなくても大丈夫ですよ。
一緒に部屋に入るときも
「失礼いたします。」
の一言は忘れずに言いましょう。
そして着席を促されるまでは待機です。
勝手に座ってはいけません。
部屋で面接官を待つ場合
面接の部屋に先に通されるパターンもあります。
「お掛けになってお待ちください。」
と言われたら、部屋の下座に座りましょう。
下座というのは部屋の出入り口に近いところです。
そして面接官が来たら、すぐに立ち上がって
「〇〇と申します。
本日はよろしくお願い致します。」
と挨拶をします。
面接
面接中は基本的に聞かれたことに対して返答していくわけですが、
このときに相手にマイナスな印象を持たれないようにするポイントがあります。
・相手の目を見て話す
・ハキハキと大きな声で話す
・相手の話に相槌をうつ
・口角は少し上げる
背筋を伸ばして姿勢良く座る
面接中は背筋を伸ばして姿勢良く座りましょう。
このときに背もたれに背中が付かないように注意しましょう。
手は軽く握りこぶしを作って膝の上に置きます。
普段から猫背の人がかなり多いので、意識していないと自然にだんだんと猫背になってしまいます。
猫背の印象は悪く、相手に自信がないように見えてしまいます。
相手の目を見て話す
面接は必ず相手の目を見て話すようにしましょう。
普段の生活で相手の目を見て話すことに緊張する人も多いです。
そんなときは相手の眉間や鼻を見るようにしましょう。
相手からは目を見て話しているように感じます。
ハキハキと大きな声で話す
普段の話し声よりも少し大きめの声でハキハキと話しましょう。
バカみたいに声を張り上げる必要はありません。
会話の最後に
「〇〇です！」
「〇〇だと思います！」
とはっきりと語尾を言い切る話し方をするとハキハキと聞こえます。
そして自信があるようにも見えます。
受け答えの会話がうまくまとまらずにだんだんと声が小さくなったり、語尾が曖昧になってしまっては印象が悪いです。
相手の話に相槌をうつ
緊張のあまり相手の話のときに、ただ相手の目をずっと見つめてしまう人がいます。
面接官の話をしっかり聞くのはもちろん大切ですが、リアクションをとった方が
「この人はしっかり話を聞いている。」
というふうに伝わりやすいです。
相手の話にタイミングよく軽く頷いたり、
「はい」
「ええ」
と返答するようにしましょう。
口角は少し上げる
表情はとても大切です。
特に初対面の相手に第一印象を良くするためには笑顔が効果的です。
ニコニコしすぎてもわざとらしいので口角を少し上げるように意識しましょう。
意識せずに普通の表情をしていると口がへの字になっている人は意外と多いのです。
特に営業職や人前に出る仕事の面接の際はチェックされるポイントですよ。
退室
面接が終わったらまずは
エレベーターに乗り込むともう一度
「本日はありがとうございました。」
とお礼を述べて、ドアが閉まる際にお辞儀をしましょう。
このときにエレベーターの扉が閉まるまでは頭を下げておきましょう。
出入口までの場合
建物の外に出る前に
「本日はありがとうございました。」
とお礼を述べてお辞儀をします。
このときに注意することが
建物を出てすぐにスマホを触らないことです。
担当者が見えなくなるまでは姿勢良く歩きましょう。
最後まで油断してはいけません。
まとめ：転職の面接、入り方から挨拶の仕方、退室までのマナーを解説します
面接でまず必要なのは社会人としての最低限のマナーです。
どんなに自分に能力があっても、社会人としての立ち振る舞いができなければ企業から欲しがられる人材にはなれません。
マナーをしっかり身に着けたうえで、自分にしかないアピールポイントを探しましょう。
少しでも参考になれば嬉しいです。
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