転職の理由がわからなくなった。【自分を見つめるチャンスです】

どうして転職したいのか、わからなくなってしまった。
転職活動を進めていくなかで最初に大きな壁にぶつかる人が多いです。
それは
「転職の理由がわからなくなった。」
という事。
明確な理由もわからないままに転職活動をして別の会社に就職しても、未来が明るくなるわけではありません。
むしろ、同じような理由でまた仕事が嫌になってしまう可能性があります。
そうならないためにもしっかりと自分と向き合う事が大切です。
この記事では転職の理由がわからなくなった人のために詳しく解説していきます。
是非最後までご覧ください。

転職の理由がわからなくなった。【自分を見つめるチャンスです】

まず始めに、転職の理由がわからなくなったという人は

転職活動が順調に進んでいるという事です。

安心して下さい。

転職理由は大切な事なので、しっかり自分と向き合いましょう。

転職理由が曖昧なまま、転職活動を続けることが失敗の繰り返しを生む原因になりやすいのです。

今の仕事を辞めたいと思ったきっかけは何ですか?

自分に正直に考えて下さい。

最初の理由は単純な理由のはずです。

例えば

「毎日楽しくない。」
「給料が安い。」
「仕事が忙しい。」
「休みが少ない。」

このような理由でしょうか?

この単純な理由を深堀りしていけば、自分の求めている生き方や働き方が見えてくるはずですよ。

面接に通るために必要な事は2つ

私自信も面接官としてたくさんの人間を面接してきた経験があります。
面接をするにあたって必ず聞くのが
《退職理由》
《志望動機》
の二つです。
このときに転職ノウハウで学んだ模範解答のような回答をしてくると大体は一発で分かります。
表面的で内容が薄っぺらいからです。
その人の本質が伝わりにくいので、残念な結果になることが多いです。
面接に通るのは《退職理由》と《志望動機》に矛盾がなく一貫性がある人です。
ですので本当の退職理由を答えたくないからといって、抽象的な表現をしてしまうと志望動機に繋がらなくなる場合があります。
一貫性がある理由を分かりやすく説明すると、例えば
《退職理由》「土日に休みたいから仕事を辞めました。」
《志望動機》「御社の土日祝日が休みなところに魅力を感じました。」
これならはっきりと繋がりを感じますね。
これが
《退職理由》「自分の将来性を考えて、次のステップに進みたいと思って辞めました。」
《志望動機》「御社に入社することで自分のステップアップが見込めると思いました。」
だとどう感じますか?
面接官からすると
「何が?」
「ステップって何?」
といった具合に全く伝わらないのです。
本音を隠して抽象的な表現はあまり面接では好まれません。

面接で嘘をつく必要は全くない

面接は嘘つき大会ではありません。

面接官に気に入られようとして、思ってもいない事を話す必要はありません。

もし仮に、その嘘が通用したとしても就職してから自分も会社も損をすることになってしまいます。

面接というのは双方の求めているものが一致しているのかを試す場であるので、自分に正直に話した方が正しい評価をされやすいです。

「自分がなぜこの会社に就職したいのか?」

という正直な理由をしっかり掘り下げて相手に伝える必要があります。

退職理由を掘り下げてみよう

先ほど例に挙げたような

《退職理由》「土日に休みたいから仕事を辞めました。」
《志望動機》「御社の土日祝日が休みなところに魅力を感じました。」
というような理由だと正直合格するかどうかは微妙なところです。
企業側からすれば
「土日祝日の休みの会社は他にもいっぱいあるし、うちじゃなくてもいいんじゃないか?」
と感じます。
よっぽど経歴とスキルがあれば、それでも歓迎してくれるでしょうが、普通は落ちます。
ですから嘘をつく必要はないけれど、伝える言葉を考えましょう。
「毎日楽しくない。」
「給料が安い。」
「仕事が忙しい。」
「休みが少ない。」
このような最初に思い浮かぶ理由を掘り下げていきましょう。
このままの言葉で伝えるとどうしてもネガティブな理由に聞こえてしまいます。
しかし、ネガティブな理由も考え方によってはポジティブな理由に変わります。

「毎日楽しくない。」

毎日楽しくないのは何が原因でしょうか?
上司や同僚との関係性ですか?
それならば、
「尊敬できる上司がいて、刺激し合える仲間がいるような会社で仕事に励みたい。」
と伝えてみてはどうでしょう?
業務内容が退屈ですか?
それならば、
「毎日の繰り返しにならないように、日々成長できるような業務を頑張りたい。」
と言い換えることもできます。

「給料が安い。」

ストレートに

「給料が安いのが不満です。」

といってはただの愚痴になってしまいます。

「自分の能力を全力で発揮したときに正当に評価される会社で働きたい。」

と言い換えると印象が変わります。

「仕事が忙しい。」「休みが少ない。」

「仕事が忙しくて自分の時間がない。」

「休みが少ないのが不満。」

というよりも

「自分のスキルアップや勉強のための時間を確保したい。」

と伝えてみてはいかがでしょう?

ネガティブな理由もポジティブな理由に変わる

上記のように伝え方で印象は変わります。

基本的に

「〇〇が嫌だ。」

「〇〇はしたくない。」

というような拒否の意見、否定の考え方をそのまま伝えるとネガティブな印象になります。

それを少し深堀りして

「もっと〇〇したい。」

「〇〇な働き方をしたい。」

というような、《~したい。》という表現に変えます。
そうすると不思議と同じ理由もポジティブな理由に聞こえてくるのです。
面接ではとても大切なポイントですので覚えておいてください。

退職理由が分かれば志望動機もはっきりする

まずは退職理由を深堀りしてみましょう。

「〇〇が嫌だ。」

という理由を掘り下げて

「〇〇したい。」

という段階までいけば、次の企業を探す際の基準になります。

明確な理由が分からないまま、色々な企業も見ても混乱するだけですよ。

まとめ:転職の理由がわからなくなった。【自分を見つめるチャンスです】

・転職の理由がわからなくなったという事は順調に進んでいるという事

・面接に嘘は必要ない

・自分の本音を正直に把握しよう

・ネガティブな理由をポジティブな理由に変えよう

・はっきりとした志望動機ができれば、次の職場が自ずと見つかるはず。

このように転職の理由がわからなくなったという事は、初めて自分と向き合っているという事です。
一度立ち止まって、自分自身を見つめなおして下さい。
理由をはっきりと見つけることができればゴールはすぐそこですよ。
頑張ってくださいね。
少しでも参考になれば嬉しいです。
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