・ブラック企業で働いている
・会社を辞めたくても、行動に移せない。
ブラック企業を辞めたいときの確実な退職方法
ブラック企業から退職するためには準備をしっかりする事が大切です。
準備ができていない状態で、退職の相談をしても引き留められる場合が多いです。
退職にあたっての準備は以下のようになります。
就業規則の確認
企業によって就業規則が設けられていますが、あなたは自分の企業の就業規則を確認したことがありますか？
退職にあたって、〇か月前に通知して下さいと決められていると思います。
・退職の際は１か月前に申し出る事。
・退職の際は半年前に申し出る事
企業によって就業規則は様々です。
実は法律上では２週間前の通知で退職は可能になっていますが、辞める際に綺麗に揉める事なく辞めたいのであれば就業規則には従いましょう。
有給休暇の確認
自分の残っている有給休暇が何日あるか確認しましょう。
「退職するから有給休暇は使いづらい。」
といった理由で有給を消化せずに退職する人が半数以上らしいです。
有給の消化は当然の権利です。
退職の意思を伝えた後にまとめて取得して転職活動にあてると効率的ですね。
基本的に有給の所得理由は伝える必要はありません。
もし聞かれた場合でも
「次の仕事の準備をします。」
と伝えると問題ないでしょう。
真面目な人ほど、有給を残したまま退職している傾向があるので、損しないように有給はしっかり消化しましょう。
退職理由を考える
馬鹿正直に
「ブラック企業が嫌なので辞めます！」
と言えるような人ならば、そもそも悩んでいないでしょう。
荒波を立てずに退職するには、相手が納得する理由が必要です。
その時に注意することが後ろ向きの理由を言わない事です。
・給与に不満があって
・将来性が感じられなくて
・人間関係が良くなくて
こういった後ろ向きの理由は相手から引き留められる可能性が高いです。
「給与を上げてあげるから。」
「休みをとっていいから。」
何かと条件を出されて企業に残るように勧められます。
相手が納得しやすいのは前向きな理由です。
・自分のキャリアアップのためです。
・配偶者の転勤が決まった。
引き継ぎ資料の作成
仕事内容の引き継ぎ資料を作ります。
社会人として退職時のマナーといってもいいでしょう。
自分の今までしていた仕事を明確にして、後任者に負担を与えないためです。
上司にしっかり話をする時間をもらう
いきなり退職の話をするわけにはいけません。
「仕事の事で少しお時間いただけませんか？」
「業務後に30分ほどでいいのでお時間作って下さい。」
など前もって話をする場面を作ります。
なかなか上司に顔を合わすことが少ない場合はメールでお願いするのもありです。
強い辞める意思を伝える
弱々しい声で
「辞めようかと思っていて、、、」
と相談っぽく退職の話をすると確実に引き留められます。
「〇〇月いっぱいで退職したいと思っています。」
とはっきりとした退職の意思を伝えましょう。
理由から話すよりもまずは
「退職します。」
と要点を伝える事が先です。
相手から理由を聞かれたら、用意してあった理由を答えましょう。
引き留めにあった場合
上記の手順で行動すれば、基本的にはすんなり退職できると思います。
しかし、そこで引き留めにくるのがブラック企業です。
実際に引き留めにあった場合の行動方法を解説しますね。
もう一度辞めますとはっきり伝える
法律上では退職の意思を伝えれば、絶対に辞めることができます。
民法627条で「2週間前に退職を申し出れば無条件に雇用契約を解除できる」と定められているからです。
「辞めます。」
たとえ引き留められても、強い意志で何度も断れば大丈夫です。
ほとんどの企業はこの段階で辞めることができるでしょう。
退職届を出す
上司に話しても
「もう少し考えてくれ。」
「ちょっとだけ時間をくれ。」
といって引き延ばされる事があります。
そんなときは日付入りの退職届を出すことです。
会話だけだと〇〇日に話したという証明になりませんので、書類で記録を残すことが重要です。
退職届を受け取ってもらえない場合
まれにいますよね。
「これはまだ受け取れない。」
と断る上司。
ここまできたら徹底的に戦いましょう。
直接受け取ってもらえない場合は郵便局で内部証明郵便で送りましょう。
企業が郵便局から書類を受け取った日付が退職届の受理になります。
それでもダメなら退職代行サービス
「どうしても会社が認めてくれない。」
「自分には上司に強く話ができない。」
「そもそも上司と話もしたくない。」
そんな場合は退職代行サービスを利用しましょう。
費用は少しかかりますが、確実にストレスなく辞めることができます。
・有給を消化させてくれない
・退職後に離職票をもらえない
未来は明るい
ブラック企業から逃れると精神的に健康になれます。
「来月から仕事どうしよう？」
なんて不安になる必要はありません。
日本には色々な仕事があります。
「自分には何もスキルがない。」
といった場合でもこれから空いた時間を使って勉強することができます。
自分の大切な時間をブラック企業に使われるよりも幸福度がかなり高いはずですよ。
一度きりの人生、有意義な時間の過ごし方を考えてみてはいかがでしょうか？
少しでも参考になれば嬉しいです。
