・信頼関係を築くための秘訣
・具体的な行動指針
部下との信頼関係を築くための行動とは?
まず仕事において部下との信頼関係はとても重要な要素になっています。
もしも信頼関係が築けていない部下と仕事をすることになったとしましょう。
あなたの指示に部下は疑問を持って行動します。
「本当にこの人は正しい事を言っているんだろうか?」
このような状態ではチームとしての仕事効率は下がります。
部下が悩みを抱えていても信頼のないあなたには相談しません。
「あの上司には悩みを打ち明けられない。」
悩みが不満に変わり、最終的には退職してしまう事もあります。
自分の下についた部下がどんどん退職してしまうと、会社からあなたの人間性を疑われるようになるかもしれません。
部下との信頼関係を築くための秘訣
コミュニケーションの回数を増やす
質問をします。
自分が部下だった場合、どっちの上司に相談しやすいですか?
- 毎日仕事の進行具合、体調などを気にかけてくれる。
- 月に一度だけミーティングをする
答えは①です。
物理的に話す回数が多い相手の方が人間は心を開きやすいです。
まとまった時間を月に一度設けるよりも、少しの時間でいいので毎日話す事が効果的です。
よく使える会話の例
「タイトなスケジュールだけど大丈夫そう?」
「雨の中(暑い中)外回りの営業ご苦労様。」
「体調はどう?」
「もう資料できたの?仕事が早いね。」etc…
相手の話をしっかり聞く
上司と部下が会話をしています。
どちらが多く話していますか?
大抵の場合は上司が話す量が多いと思いますが、大切なのは部下がたくさん話をすることです。
心理学でも説明されていますが、人は自分の話を好意的に聞いてくれる人に親しみや好感を抱きます。
話を聞くときは仕事中でも自分の手を止めて相手の目を見る事を意識してください。
効く姿勢を正すことで相手への誠意が伝わります。
部下の話を途中で遮らないように注意してください。
頭の良い人ほど、会話に先回りができるのですが、要点がわかったとしても最後まで聞いてあげましょう。
ほうれんそうの機会は上司が作る
ほうれんそう=【報告】【連絡】【相談】の事ですが、部下からのコミュニケーションをとりやすいようにすると良いですよ。
例えばどちらの場合に【ほうれんそう】をしやすいと思いますか?
- 何かあったらいつでも相談してね。
- 〇〇まで仕事が進んだら報告に来てください。
- 〇日の午前中はデスクにいますので、報告や相談はその時間にお願いします。
どれも部下に対してコミュニケーションを促していますが、実際に行動を起こしやすいのは②、③です。
なぜなら具体的なタイミングを教えてくれているからです。
一貫性のある行動をとる
「あの人、先月言ってた事と全く違う事を言ってるんだけど。」
従うべき上司の行動指針がコロコロと変わるようでは部下からの信頼は得られません。
「自分は〇〇を大切に仕事をしている。」
「今後の目標は〇〇である。」
まずはこういった明確なビジョンを部下に示しましょう。
そして実際にその目標に沿った行動を一貫してください。
公平な態度で接する
特定の人にだけよく話したり、業績の良い人間だけを褒めたり。
人間誰しも好き嫌いの感情や、得意不得意なタイプはあります。
しかし、仕事の上で部下をまとめるなら全員を平等な視線で見ることが大切です。
例えば部下には平等な情報を与えましょう。
どうしても全員に伝えることのできない内部機密などは話が別ですが、
「〇〇さんだけが知っていた。」
「私だけ聞いていない。」
と不平等さを感じた瞬間に人間関係は損なわれます。
情報が平等に扱われるとチームの意識が高まり、仕事効率も上がります。
まとめ
・相手の話をしっかり聞く
・ほうれんそうの機会は上司が作る
・一貫性のある行動をとる
・公平な態度で接する
いかがでしたか?
信頼関係のある職場の雰囲気はとても良くなります。
雰囲気が良くなると仕事効率も自然を上がり、業績も上がります。
そして1人でできる仕事には限界があります。
部下の能力も引き上げて、会社全体のパワーを上げるのが上司の役目なのです。
信頼関係の構築は一日にしてならずです。
根気よく継続することで必ず信頼される人間になれますので毎日の行動を見直してみてはいかがでしょうか?
少しでも参考になれば嬉しいです。
こちらの本も参考になりますよ