仕事における3Kって聞いたことありますか?
かつては「きつい」「汚い」「危険」と言われ皆が敬遠している仕事のことを指す言葉でしたが、時代が変わって少し意味合いが変わっています。
今の3Kは「きつい」「帰れない」「給料が安い」と言われているそうです。
あぁ、、、まさに美容師のことじゃないか。
そう思う人が大半でしょう。
実は美容師の3Kにはもう一つ、ポジティブな意見もあるのです。
詳しく解説していきますので是非最後までご覧ください。
美容師の3Kについて
冒頭でもお話しましたが、今の3Kというのは「きつい」「帰れない」「給料が安い」という事です。
これは美容師の中でも特に美容師アシスタントに当てはまりますね。
美容師アシスタントの給料は平均して約17万程度。手取りになると12.3万くらいでしょうか?
お世辞にも給料がいい仕事とはいえません。
そして労働時間ですが、朝の8時くらいから夜の11時くらいまでが平均です。サロンワークの9~10時間に加え、準備、片付け、そして自分の練習時間。
寝る時間以外はほとんどサロンにいるんじゃないかと思うくらい長時間労働です。
技術職ですので上下関係が厳しく、先輩から怒られることも珍しくはありません。技術を教わる側は礼儀や態度も大切ですので体育会系のノリとでもいいますか、とにかく厳しいです。
更に接客業でもあるのでお客様に対する行動も厳しく指導されることになります。
正に仕事が「きつい」「帰れない」「給料が安い」ですね。
しかしスタイリストになってからの美容師は少し違ってくるようです。
美容師スタイリストにとっての3Kとは?
そんなつらいアシスタント生活を乗り越えスタイリストに昇格すると少し景色が変わります。
ポジティブな意味の3Kになるのです。それは「きれい」「かっこいい」「感謝される」という事です。
美容師は他の職業から見ると華やかでカッコいい仕事です。お洒落な洋服を着こなして綺麗なサロンでカッコよく働くことができます。
そして担当したお客様からは心から感謝されます。
「素敵にしてくれてありがとう。」と言われたことがありますか?
美容師として働いていて良かったなと思える瞬間ですね。そして指名売り上げが増えると定期的に自分に会いに来てくれる人が増えるという事です。
自分を必要としている人に囲まれて過ごす仕事の時間は本当に楽しいですよ。
給料が安い業界と言われていますが、それは平均的な話です。
指名売り上げが高いスタイリストはそれなりの給料を貰うことができますよ。
辛い時期を乗り越える覚悟があるのか?
美容師を生涯の仕事にするためには2回程、辛い時期を乗り越える必要があります。
・スタイリストになって指名売り上げ100万超えるまで
アシスタント期間
これは本当に辛い時期です。
まず学生時代から社会人になるので、普通の仕事でさえ辛い時期ですが美容師アシスタントはかなりきつい仕事です。
年齢的にも20~22歳くらい。
周りの友達は大学生などで気楽に遊んでいる人もいるでしょう。
そんな中、休みも少なく朝から晩まで低賃金で働く必要があります。
どうしても技術職なので下積み時代は必要なのですが、もし自分には合っていないと感じたら早めの転職も一つの方法ですよ。
美容師アシスタントの転職については下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。
「美容師から他業種に転職したい。」憧れの美容師になってみたものの厳しい仕事と美容師の実態を経験して「自分は美容師に向いていないんだ。」と新しい道を探す若者も多いです。その判断は正解です。美容という仕事が本当に[…]
スタイリストになって指名売り上げ100万超えるまで
スタイリストになればネガティブな3Kからポジティブな3Kに変わるといいましたが、それは指名売り上げを上げてからの話です。
売り上げが低いスタイリストは給料も低いですし、お客様から感謝されることも少ないです。そして後輩から見てもカッコいいポジションではありません。
体力的にはアシスタント期間に比べて楽にはなりますが、精神的に追い詰められて苦しんでいる人も多いです。
まずは何としても最短で指名売り上げを100万超えられるように努力しましょう。
スタイリストが売り上げを伸ばす方法としては
「スタイリストになったけど、暇な日が多くて辛い。」「なかなか売り上げが伸びない。」「給料を上げるためにも100万円は売り上げたい。」などといった悩みを抱えていませんか?この記事を書いている[…]
美容師スタイリストになって数年。地道な努力を重ねて売り上げは100万を突破。「このまま順調に売り上げを伸ばしていきたい。」と思っていたら、なかなか200万の壁が突破できない。そんな悩みを抱えた美容師スタイリストの方は[…]
上記の記事を参考にして下さい。
この二つの時期をうまく乗り越えられずに挫折した人が「美容師なんてろくな仕事じゃない。」と愚痴をこぼし、それが世間に広まっているように感じます。
実際のところ華やかな世界で毎日楽しく美容師をしながら毎月100万以上の給料を貰っている人もいるのですから。
まとめ:美容師は3Kな仕事と言われるけれど、それは人それぞれです。
美容師にとって3Kとはポジティブな考えとネガティブな考え方がある。
・ネガティブな考え方…「きつい」「帰れない」「給料が安い」
・ポジティブな考え方…「きれい」「カッコいい」「感謝される」
確かに美容師になりたてのアシスタント時代や売り上げが上がらない駆け出しのスタイリスト時代は本当に辛い時期はあります。
しかしそこを努力して乗り越えることで素晴らしい景色が広がっているのも事実です。
少しでも参考になれば嬉しいです。
他にも美容師が抱える悩みに関しては下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。
「毎日のサロンワークが本当につらい。」「売り上げが全然上がらなくて、美容師向いてないかもしれない。」「一生美容師として生活できるのか?将来が不安だ。」このような悩みを抱えていませんか?まず始めに不安や不満を感[…]