「美容師辞めたい」と悩む全ての人に向けて、希望のある未来の話をしよう!!

「毎日のサロンワークが本当につらい。」

「売り上げが全然上がらなくて、美容師向いてないかもしれない。」

「一生美容師として生活できるのか?将来が不安だ。」

このような悩みを抱えていませんか?

まず始めに不安や不満を感じているということは自分の将来に真剣に向き合っているということなので、素晴らしいことです。一番危険なのは何も考えずにダラダラと現状を変えずに時間だけが過ぎていくことです。気づいたときには年齢ばかり上になってしまって取り返しのつかない状態になってしまいます。

でも安心してください。この記事を読むと今の現状に対する不安や不満から解放されることができます。

この記事を書いている自分は美容師歴18年で、自身で2店舗経営しています。
アシスタントの辛い時期、スタイリストになってからの悩み、独立してからの不安。
全て経験してきましたので、参考になればと思います。
この記事では美容師アシスタントからスタイリスト、経営者が感じる不安や不満を詳しく取り上げて、それぞれの悩みに対しての解決策を解説しています。
結論としては悩みは「解決」するか「回避」するかの二択になります。それでは詳しく解説していきますね。

「美容師辞めたい」と悩む全ての人に向けて、希望のある未来の話をしよう!!

美容師,辞めたい,将来

一言で「悩み」といっても美容師歴によって内容は異なってきます。美容師になりたての1年目は体力的な問題や技術的な悩みが多いです。年数を重ねていくと売上や人間関係で悩んだり、店長や経営者になっても将来の不安は常に付きまといます。

  • 1年目のアシスタントの悩み(体力、金)
  • 2年目のアシスタントの悩み(技術)
  • 3年目のアシスタントの悩み(時間、焦り)
  • 若手スタイリストの悩み(売上、人間関係)
  • 店長、ディレクターの悩み(教育、恋愛、結婚)
  • 経営者の悩み(集客、雇用、将来)

このように美容師という仕事を続けていく上で悩みは様々な内容があります悩みを抱えたままで生きていくのは精神的ストレスが大きく人生の幸福感を下げてしまうことになります。

先ほども結論として申し上げましたが、

悩みは「解決」するか「回避」するかの二択です。

1年目のアシスタントの悩み(体力・金)

1年目の悩みとして最も大きな要因が「学生と社会人のギャップ」と言えるでしょう。専門学生から美容師になるとまず仕事時間の長さに驚きます。学生時代には昼休みがあれば、座学もあり、何より夕方には学校が終わっていました。

しかし美容師1年目は朝から深夜までずっと立ちっぱなしです。昼休憩がないサロンも多いです。シャンプーを覚えたら仕事中はひたすらシャンプー台にいることも珍しくありません。

体力的な問題で疲労がどうしても抜けない人も多いでしょうし、手荒れで悩む人もいるでしょう。

更に「接客業」なので精神的にも消耗します。お客様にはもちろん気遣いが必要ですが、美容界はどちらかといえば体育会系のサロンが多いので、先輩にも気遣いが必要になってきます。上下関係の厳しい環境に慣れていない人は、体力的にも精神的にも追い詰められることになります。

そして何より給料が安いことも問題です。美容師の給料は平均で16万程度ですから、手取りで12.3万くらいになります。実家から離れて一人暮らしをしているような場合は毎月のお金のやり繰りに苦労することになります。

アシスタントの一人暮らしは金銭的に非常に苦しい問題ですが、その問題については下記の記事で詳しく解説しておりますので、参考にして下さい。

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統計を見ると美容師の離職率は1年目が最も高いと言われています。華やかな世界を想像して就職したのに、実際は毎日のサロンワークは体力的に辛くて、人間関係も難しく、給料が安いのですから気持ちは分かります。

しかしおそらく他の仕事も1年目は何かしらの苦労はあるものです。せっかく専門学校を卒業して国家資格を取得したのなら、少し冷静に未来を考えてもいいかと思います。

「美容師として成功したいんだ!」という気持ちがあるならば、避ける事はできないので根性で1年間を乗り越えましょう。成功している先輩方も当然下積み時代は経験しているはずです。

1年目の悩みに関しては下記の記事で更に詳しく解説していますので、参考にして下さい。

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2年目のアシスタントの悩み(技術)

2年目の悩みとして多いのが「技術」に関する悩みです。美容師は毎日のサロンワークで体力的にも精神的にもきつい仕事ですが、人間不思議と継続することで慣れてくるのです。そこで問題になってくるのが、カリキュラムの進行具合です。

美容師アシスタントの期間というのは決められておらず、全てのカリキュラムに合格することでスタイリストに昇格できるシステムになっていますが、1年間を過ごした時点でだんだんと同期との技術の差が生じてきます。

同じ練習内容でも人間によって得意不得意があるので、習得するまでの時間は当然違いが出てくるのですが、合格しているカリキュラムによってサロンワークの仕事内容も変わってくるのでやはり焦りの感情は生まれてしまいます。

「もっと練習しなくちゃ。」と思うのですが、1年目の後輩の面倒を見る必要があるので、なかなか自分の練習時間を確保することができません。シャンプー練習のモデルになって洋服を濡らされたり、社会人の一般常識や言葉使いを教えたり、サロンワークが終わってから後輩を指導するのです。

そんな中でもなんとか工夫をして効率よく練習を重ねないと2年目としての成長をすることはできません。カリキュラムを効率よくクリアする方法は下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。

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3年目のアシスタントの悩み(時間・焦り)

基本的にアシスタント期間は約3年と言われているサロンが多いですが、実際に3年目になるとまず「焦り」を感じるようになります。入社した頃に「3年以内にスタイリストになるんだ!」と思っていたのに、想像よりも自分に残されている時間は短いのです。

カリキュラムの進行具合から見ても、ちょっと3年以内は厳しいかもという人も絶対に出てきます。というか東京の一等地で美容師アシスタントをしていると大半の人が3年以上かかってスタイリストになっているのが現状です。

カリキュラムの練習時間の確保は2年目よりも難しくなってきます。というのもサロンワーク以外の仕事が増えてくるからです。3年目になるとカット以外の仕事はある程度こなせるようになるので、外部の仕事に帯同することも増えてきます。

雑誌やWEBの撮影だったり、最近だとYouTubeの動画撮影だったり、色々と自分の時間が犠牲になってしまいます。

更にカリキュラムの進行と同時に美容師として成功したいなら自分の顧客の集客にも力を入れていかなければいけません。デビューしたときに毎日サロンにお客様を呼びたいなら、アシスタントのうちから集客は頑張った方がいいですよ。

集客方法については下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。

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アシスタントの頃(若い状態)ならいくらでも軌道修正ができる!

これまで1~3年目までのアシスタントの悩みについて解説してきましたが、アシスタントの若い頃ならいくらでも軌道修正は可能です。美容師として正しい努力を重ねて成功を目指してもいいですし、どうしても美容師の仕事に夢中になれない場合は異業種に転職する方法もあります。

どうしても解決できない悩みからは転職という方法で「回避」することが合理的です。

もし異業種に転職するなら、とにかく年齢が若い方が転職活動をスムーズに進めることができます。なぜなら一般的には公開されていませんが、転職の面接で年齢制限を採用している企業は沢山あるからです。

企業側からすると若い人材の方が伸びしろがありますし、中途採用でも指導がしやすいので積極的に採用したいのです。

また転職する場合は美容師として経験した「悩み」を繰り返さないように注意が必要です。せっかく転職したのに同じような悩みがあるような職場だと意味がありませんよね?

立ち仕事で体力的にきついと思ったなら、次の職場はどんな仕事内容か確認する必要がありますし、給料や休日のことが悩みだったら転職前にしっかりと日常生活のシミュレーションをしておきましょう。接客や人間関係で悩んでいたのなら、あまり人付き合いの必要ない仕事を探す必要がありますね。

このように次の職場を探す際は、自分の悩みを解決できるような環境を選ぶことが大切ですが、なかなか自分一人では理想の転職先を見つけることは難しいでしょう。

その際に利用するべきサービスが「転職エージェント」や「転職サイト」です。転職サイトでは自分の理想の職場を簡単に検索することができますし、転職エージェントでは転職活動のサポートを徹底的にしてくれます。そして利用料がなんと無料なのです。

転職エージェントを利用する際は担当者との相性もありますので、複数登録しておくことをおすすめします。転職エージェントごとに紹介できる仕事に違いがあるので、幅広い候補から理想の転職先を探しましょう。おすすめの転職エージェントや転職サイトについては下記の記事で詳しく解説しています。

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美容師の転職

若手スタイリストの悩み(売上、人間関係)

辛いアシスタント期間を経てスタイリストになった頃、美容師として最も「辞めるか、続けるか。」を悩む時期だと言われています。これまでのアシスタント期間はスタイリストを目指すという明確な目標がありました。

そのために必要なカリキュラムも用意されていました。そしてカリキュラムを全てクリアしたときに新しい悩みが出てくるのです。

それは「売り上げ」と「人間関係」のことです。

アシスタントからスタイリストに昇格しただけでは給料はそれほど変わりません。スタイリストは自身の指名売り上げが高くないと給料は一生上がらないままです。スタイリストの中にはデビューから順調に売り上げを伸ばす人と、なかなか売り上げが伸びない人に分かれます。

売り上げが低迷していると後輩のスタイリストに抜かれてしまうこともありますので、これまで先輩面をしていた後輩との人間関係のバランスが崩れてきます。営業中も自分のお客様がいないと暇なのでバックルームでだらだらと過ごすことになってしまいます。

だんだんと美容室での居場所がなくなってしまい、人間関係にも疲れてきます。そうならないためにも指名売り上げを伸ばすことに対して正しい努力が必要です。まずは50万を目指して、その次は100万、200万と目標を上げていきましょう。

売り上げを伸ばす方法としては下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。

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店長、ディレクターの悩み(教育、恋愛、結婚)

美容師としてキャリアを積み重ねて店長やディレクターなどの役職につくと、給料の面では一般のサラリーマンと比べても遜色ないと思いますし、何ならサラリーマンの平均年収を大きく上回る人も多いと思います。

そんなキャリアの人が悩むのは後輩の教育やプライベートの問題です。

店長としてサロンの売り上げを上げようと奮闘しても自分以外のスタイリストの売り上げが伸びずに悩んでいる人が多いです。よく「名プレイヤーは名監督にあらず」という言葉を聞くと思いますが、美容師の世界でも例外ではありません。

自分の成功体験だけを伝えても、相手にとっては響かない内容だったりすることもあるのです。後輩の育成には技術面の指導はもちろん、やる気を持続させるためのメンタルケアも必要になってきます。

そのためには自分がアシスタント時代に感じた感情や、スタイリストになりたての頃の気持ちをしっかり思い出すことが大切です。相手の立場になって共感してあげること、そしてその解決策を一緒に考えてあげることで、上司としての信頼感が上がります。

また、プライベートな問題として恋愛や結婚が挙げられます。美容師という仕事はサービス業なので基本的に土日祝日は仕事がほとんどです。せっかく彼女ができてもなかなか一緒に過ごす時間が取れずに上手くいかないケースも多いです。

そして結婚して将来的に子供ができることを考えると、家族で一緒に過ごす時間の確保が難しいと感じるようになります。結婚生活の価値観は人それぞれですから、仕事に理解のある相手に出会えば問題ですが、そもそも自分の価値観も変わる可能性があります。

「自分は家族と休日は出来る限り一緒に過ごしたい。」と思うのなら、土日祝日が休みの仕事に転職することも幸せの一つと言えるでしょう。

30代の男性美容師の恋愛、結婚については下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。

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経営者の悩み(集客、雇用、将来)

多くの美容師の夢でもある独立ですが、実は10年以内に閉店に追い込まれてしまうサロンが大半です。閉店になってしまう理由として「集客できない」「雇用が続かない」などの理由が上位に挙げられます。

集客方法としてはサロン側の努力が必要です。よく個人のインスタやSNSを頼りに集客しているサロンがありますが、もしその人が辞めてしまったら一気に客足が減ってしまいますよ。

王道のホットペッパービューティーに掲載するとかそれなりに集客に力を入れているサロンもあると思いますが、もっとサロン側で集客方法を考える必要があります。例えばサロンの運営でインスタなどのSNSに注力するとか、地域密着型のサロンなら昔ながらのチラシも効果的です。

またWEB集客として、グーグルマイビジネスの管理などはしっかりやっていますか?経営者となるとサロンワーク以外にも沢山考えるべきこと、行動するべきことがあるのです。

そして「雇用」に関してですが、これはどのサロンも頭を抱えている悩みの一つです。スタッフを長期的に雇用することができれば安定した経営計画を立てることができますが、コロコロとスタッフが入れ替わるようなサロンではなかなか安定感に欠ける経営になってしまいます。

お客様はサロンの雰囲気なども重要視しますが、何より担当者との相性を大切に考えています。長年勤めてくれるスタッフがいれば、当然お客様も長年にわたって通い続けてくれることでしょう。

では、スタッフが辞めない方法とは?

それはサロンの環境が大切です。昔は福利厚生が整っているサロンが少なく社会保険に加入しているだけでアドバンテージが取れていましたが、昨今はどのサロンも社会保険の加入は当たり前です。

もっとサロン独自の優遇が必要です。給料形態を見直すことも効果的でしょうし、土日祝日に気兼ねなく休むことのできる制度も魅力的です。「そんなことをすればサロンの利益が減ってしまうじゃないか。」と思うかもしれませんが、そもそもオーナーだけが利益を取りすぎている業種なのです。

目先の利益を少し減らしてでも、長期的に安定した利益を確保した方が将来のことを考えても精神的に健康でいられるはずです。

スタイリストになってからは他のサロンに移ることも視野にいれよう

スタイリストになってから悩む内容としてはサロンを変える事で解決できる内容が多いです。「売り上げが上がらない」「人間関係が悪くなってしまった」などの悩みを今のサロンで解決するのはとても難しいですが、サロンを変える事で驚くほど簡単に解決することがあります。

実際に自分の場合は50万付近で伸び悩んでいましたが、サロンを変えて8カ月で130万まで売り上げが伸びましたよ。
コツコツと今の環境の中で自分を成長させる努力を重ねることは素晴らしいですが、時間は有限なので効率よく自分を成長できる環境に移ることも大切です。
売上だけではなく、人間関係の改善も期待できますし、福利厚生の整っているサロンだとプライベートの時間の確保も簡単になってきます。仕事とプライベートのバランスは人それぞれですから、サロンオーナーの方針と自分の価値観が合うサロンが長く働く環境として望ましいですね。

まとめ:「美容師辞めたい」と悩む全ての人に向けて、希望のある未来の話をしよう!!

これまで色々な立場で感じる悩みに不満、不安について解説してきましたが、自分に当てはまっている問題はありましたか?どんな仕事も一つ悩みを解決したら次の悩みが発生するものですが、問題にしっかりと向き合ってクリアすることで幸福度の高い人生を過ごすことができるでしょう。

ただし仕事や環境には向き不向きもありますから、どうしても辛い悩みからは「回避」するという選択も賢明です。業種を変えたり、サロンを変える事で一気に仕事が楽しくなったという人も多く存在するので、今の環境に疑問を感じたら転職活動を初めてみることもおすすめします。

日本人は良くも悪くも忍耐力が強く、辛い環境でもなんとか耐え忍ぶ性格の人が多いです。海外なんかでは転職は当たり前のことで、転職する度にステップアップして給料が増えていきます。

今の現状が辛いならば、決して諦めたりせずにより良い生活を手に入れられるように努力しましょう。少しでも参考になれば嬉しいです。