【雑用だけじゃない】美容師アシスタントができることは?

「美容師アシスタントってどんな仕事なの?」

「これから美容師になるんだけど、詳しく知りたい。」

「やっぱり雑用ばかりで辛いの?」

このような悩みに答えます。

この記事を書いている自分は美容師歴18年で、自身で美容室を2店舗経営しています。

この記事を読めば美容師アシスタントでもできる仕事が増えると思いますよ。

美容師アシスタントってどんな仕事なの?

・掃除
・雑務
・接客
・美容技術(習得したら)
アシスタントという名前の通り、スタイリストの仕事を潤滑に進めるためのアシストが主な仕事内容になります。最初はできることは本当に少なくて掃除や雑務、挨拶くらいです。しかしカリキュラムを頑張って進めるとだんだんとできる技術も増え、お客様と接する時間も増えてきます。

美容師アシスタントにできること【掃除】

美容室は髪を綺麗にする場所ですから、当然サロンも常に綺麗な状態を保たなければいけません。お客様の座るセット面はもちろん、床や鏡、トイレなど細かい部分まで目を光らせて掃除するようにしましょう。

誰にでもできる掃除ですが、ここをサボる人と一生懸命にやる人では将来的に大きな差が付きます。

掃除を一生懸命にやると細かい部分にまで目が届くようになるので、将来的に自分のサロンを持ったときに清潔感のあるサロンになります。壁際に髪の毛が落ちていたり、埃が溜まっていたり、蜘蛛の巣が張っていたらお客様はリピートしませんよ。

・鏡やトイレは徹底的に綺麗な状態をキープすること
・夏場は蜘蛛の巣が張りやすいので細かい部分まで要チェックです
・掃除ができる人は将来的に繁盛サロンを経営することができるようになる

美容師アシスタントにできること【雑務】

どんな仕事にも雑務があると思いますが、美容師も例外ではありません。

直接お客様に関係ない仕事も多いです。

・タオルの洗濯
・カラー剤やパーマ剤の準備
・ドリンクの提供
・サロンの買い出し
・在庫の確認
など色々な雑務があります。
買い出しは外に出る事ができるからいい気分転換になりますよ。

美容師アシスタントにできること【接客】

接客は入社したその日から必要になります。技術も大切ですが接客も同等に美容師として大切な要素になります。

接客は経験と考え方で大きく差が出ます。接客を学ぶ方法としては下記の3点です。

・美容室でのアルバイト
・他業種でのアルバイト
・読書で学ぶ
実践に勝る練習はありませんので、美容師アシスタントになる前にアルバイトで接客の経験を積んだ方がいいでしょう。
敬語の使い方や立ち振る舞いなどが自然に身に付きます。またお客様の視点に立って考える事も大切なのでそのあたりのマインドは読書から身に付けることもできますよ。

大人になるとなかなか学ぶ機会が少なくなるので積極的に読書をするようにしましょう。
人間力がかなり成長しますよ。

美容師アシスタントにできること【美容技術】

カリキュラムが進めばどんどんできる仕事は増えてきます。

最初は営業時間が長く感じるかもしれませんが、できる仕事が増えると昼ご飯を食べる時間もない日が続きます(笑)

できる仕事は下記の通り。

1.シャンプー
2.カラーシャンプー
3.ヘッドスパ
4.パーマの薬付け
5.トリートメント
6.カラー
7.パーマ
8.ブロー
9.ストレートパーマ
約3年間でカリキュラムを進めていきますが、3年目にもなるとカット以外の技術は全てできるようになっています。
効率的にカリキュラムを進める方法は下記の記事で詳しく解説しておりますので参考にして下さい。

できるアシスタントになるために必要な行動

・店販を売ることができる
・プラスメニューの提案ができる
・お客様との会話が盛り上がる

できるアシスタントは店販を売る

「このシャンプー、私も自宅で使ってるんです。しっとりとした洗い心地なのでめちゃオススメですよ。」

「ヘアアレンジのときはこのワックスが使いやすいです。伸びが半端ないんです。」

「朝時間がないときはレジ前のヘアアクセで結んでるだけです。これだけでお洒落に見えますよ。」

このようにさりげない会話の中でお客様の購買意欲を高める会話ができるアシスタントはスタイリストからの評価も上がります。

押し売りするのではなく、【自分も使っている】という事を伝えると良いでしょう。

・実体験は一番説得力がある
・使う事によって得られる効果を分かりやすく説明する

できるアシスタントはプラスメニューを提案できる

「〇〇様、トリートメント追加したいそうです。」

「〇〇様が次回にパーマを希望しています。」

などとスタイリストに報告したことはありますか?

スタイリスト側からするとかなり嬉しい報告です。

できるアシスタントはシャンプーの時間などに、ヘアケアの話題からトリートメントを追加することができます。
また、スタイリングのアドバイスからパーマの提案などもできます。
これも決して押し売りをしてはいけません。
女性アシスタントならば、まず自分の髪型を素敵にスタイリングしましょう。
「あなたの髪はサラサラで素敵ね。」
と言ってもらえたらチャンスです。
「定期的にトリートメントを続けているから、手触りがいいんですよ!」とトリートメントを提案することができます。
「コテで巻いてるの?カールが可愛いわね。」
と言ってもらえたら、「軽くパーマをかけるとスタイリングが簡単になりますよ。」とパーマの提案をすることができます。
・まずはお客様の願望を引き出すように接客する
・そのために自分の髪型を魅力的にする
・〇〇になりたいなら、△△が必要です。と説明すると効果的。

できるアシスタントは会話が盛り上がる

忙しいスタイリストはカット中にしかお客様との会話の時間はありません。カラーの塗布やシャンプー時間など、お客様と多くの時間を過ごすのはアシスタントになってきます。

そのときにヘアケアの話も大切ですが、世間話もできるといいですね。共通の話題があれば盛り上がります。

・話題のニュースはネットで毎日チェックする
・ドラマは一応全て把握する(楽しいドラマは録画して見ましょう。)
・自分の趣味の話も軽く振ってみる。
たまたま同じドラマに夢中になっていたり、趣味が同じお客様がいれば仲良くなるチャンスです。
積極的に世間話を続けましょう。
仲良くなると、アシスタントなのにお客様をリピートさせることができます。
「アシスタントの〇〇さんとの会話が楽しかったな。」
と思ってもらえるような人はスタイリストなってからもお客様が付きやすいですよ。

まとめ:【雑用だけじゃない】美容師アシスタントができることは?

美容師アシスタントは雑用だけではなく、しっかりとサロンの売り上げに貢献することもできます。サロンによっては店販の数%を歩合給として支給してくれるサロンもあります。

できるアシスタントになるためには、まず自分が魅力的になるように努力しましょう。

髪型、服装、話し方、表情。

色々な部分で人を引き付ける事が大切ですよ。

少しでも参考になれば嬉しいです。

他にも美容師が抱える悩みに関しては下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。

関連記事

「毎日のサロンワークが本当につらい。」「売り上げが全然上がらなくて、美容師向いてないかもしれない。」「一生美容師として生活できるのか?将来が不安だ。」このような悩みを抱えていませんか?まず始めに不安や不満を感[…]