美容師アシスタントの給料は低い。。。
美容師の給料は圧倒的に低い。これは悔しいけれど変えようのない現実です。美容師として成功したいならば辛いアシスタント時代を生き抜く必要があります。その中でも何が辛いかというとお金の問題ですね。
都内の有名サロンでスタイリストになれば美容師として高収入を得られるチャンスがあるわけですが、そのためにはアシスタント時代に地方から上京して一人暮らしをする必要があります。
しかも表参道付近で美容師をするなら、ある程度近郊に住む必要がありますが家賃は日本一高いといってもいいでしょう。美容師に人気のエリアとして「代々木」「代々木上原」「三軒茶屋」「下北沢」などがありますが、ワンルームの狭いアパートでも7万くらいの家賃になります。
ちなみに美容師アシスタントの給料は約16万です。手取りだと14万くらいに減ってしまいますね。家賃が収入の約半分を占めていますから毎月の生活はかなり苦しくなってしまいます。
低い給料でやり繰りするには毎月の出費をなるべく低く抑える事が必須ですが、その方法を考えていきましょう。
出費を減らす方法
入ってくるお金に限りがあるので、出ていくお金を細かく計算しないと簡単に赤字になってしまいます。まずは生活の中で確実に必要なお金を考えましょう。生活に必要なお金として「衣食住」の3つの視点で考えます。
衣:ユニクロは神、古着もお洒落
まず洋服ですが、美容師たるもの毎日のファッションは大切になってきます。しかし洋服を買うお金には制限があるのでどうしても安い洋服を探す必要がありますが、そこでオススメなのが「ユニクロ」「GU」といったファストファッションですね。
一昔前まではユニクロだとどうしても、お洒落感を表現し辛かったですが今のユニクロはクオリティも高い商品が多いですし着こなしで十分に勝負できます。同じ洋服でも着こなし方で全然印象が変わりますので、そこはセンスの見せどころですね。
ユニクロの洋服をお洒落に魅せるコツとしてはサイズ感をいつもと変えるという事。普段はLサイズのTシャツを着ているとして、あえてXLやXXLといった大きめのサイズを選んでみましょう。シルエットに変化が出て、ジャストサイズで普通に着るよりもお洒落に見えます。レイヤードの際にも下に着る服はワンサイズ大きめが使いやすいです。
また、古着をMIXさせて個性を出すこともオススメです。古着は1点物の商品がほとんどで周りと被ってしまう心配がありません。全身ユニクロだとお客様と洋服が丸被りになる心配がありますが、どこか1点に古着をMIXさせれば個性的な着こなしの完成です。しかも古着は値段も安いので買いやすいという利点もあります。
そしてサロンの先輩に洋服を譲ってもらうこともオススメです。スタイリストで自分の好きな洋服のセンスの人には仲良くしておきましょう。昔から美容師は先輩の洋服を譲ってもらうという文化があります。そしておそらく貴方の先輩も昔に貧乏生活を経験しているはずです。
「〇〇さんの洋服いつもカッコいいですね。」「着なくなったら譲ってくださいね。」と日常的に洋服の会話をしておけば、ある日大量に洋服を貰える日がやってきます。
食:コンビニは高い、スーパーを使え
毎月の食費は考え方次第でかなり安く抑えることができます。コンビニでいつも適当に買っているという人は要注意です。飲み物はコンビニで買う習慣を止めましょう。麦茶なんかも自宅で水出しのパックを使えば簡単に安く作ることができます。毎日水筒に入れて持っていくと飲料代は月に数百円程度で済みます。
基本的にはコンビニではなくスーパーを利用します。美容師は仕事帰りの時間が深夜になることが多いですが、その時間帯は総菜やお弁当がタイムセールで売られています。時間がなくて自炊ができない人もスーパーなら毎日の食費が安くなりますよ。
あとは洋服と同様に先輩スタイリストに頼ることもオススメです。美容師の世界では先輩と食事に行くと必ず上の人が会計するという昔からの風習があるので無料で晩御飯を食べる事ができますよ。
しかも先輩とサロンではなかなか話せない会話をすることができるので自然と仲良くなれます。職場の仲間との関係が良くなれば仕事もやりやすいですし、辛い毎日が少し楽しくなります。
「彼女にご飯を作ってもらう。」という羨ましい男性もいますが、彼女がいると他の出費が増えてしまう事もあります。夢に向かって努力している自分を支えてくれる女性だといいですね。
住:とにかく安い賃貸に住むこと、固定費を見直そう
美容師アシスタントは1日の大半をサロンで過ごすことになります。家には本当に寝るために帰るといっていいでしょう。ですので賃貸はとにかく安い物件を探すことをおすすめします。
「オートロック」や「バストイレ別」、「2階以上」といった条件を諦めると、思わぬ物件が見つかることもあります。表参道付近の賃貸でも5万で住める物件も存在します。
そして家賃の他にも見直す必要があるのが通信費です。まずはスマホですが、大手の3大キャリアを使っていてはもったいないですよ。今は携帯の料金も値下げの流れですが格安プランのある「Yモバイル」「UQモバイル」「楽天モバイル」などに乗り換えましょう。
あと家でWi-Fiの契約をしている人が意外と多いのにも驚きです。アシスタント時代は家で過ごす時間が短くほとんど寝るだけなので必要ないと思います。通信費を見直すだけで約1万円は節約になるので今すぐに行動しましょう。
収入を増やす方法
出費をできる限り少なくしたら、今後は収入を少しでも増やす方法を考えましょう。美容師アシスタントの給料は基本的に固定給なので、それとは別に収入源を作る必要がありますね。いったいどのような方法があるのでしょうか?
モデルからの収入
美容師アシスタントはサロンワークの後に自分で友達などを呼んでモデルレッスンをします。カラーやカット、パーマなどをウィッグでなく実際に人間の髪で経験を積むわけですが、その際にサロンに「材料代」を払う必要があります。大抵の場合1.000円でしょう。
ですので来てくれるモデルさんには「材料費はかかっちゃうから。」といって1.000円を貰って練習させてもらうのですが、ある程度経験を積んだらカラーやパーマなどの料金を上げてしまうのです。
「カラーのカリキュラムが合格したから3.000円になった。」など自分の経験値が上がったことを理由にして、少しだけ値上げをします。モデルさんとしてはそれでも普通のサロンよりも格安なのでこれまで通り通ってくれるでしょう。
そしてモデルさんから貰ったお金から「材料費」を引いたお金を自分のお小遣いとして得るのです。
しかし、あなたの先輩たちもほとんどの人がこの方法を実践しています。
副業での収入
美容師アシスタントを続けながら他の仕事をする方法もあります。
・休日に日雇いのアルバイト
・キャバクラ(女の子の場合)
・ブログ
・YouTube
転職する
もし美容師という仕事に絶対的なこだわりがないならば、ホワイト企業に転職する方法が一番現実的かもしれません。仕事として「稼ぐ」ことを目標にするなら本業の拘束時間が短く、更に福利厚生が整っている会社を探しましょう。そして副業OKという条件も必須です。
今の時代は副業OKの会社が多いですが、入社する前にそこはしっかりと確かめる必要があります。今の時代に稼ぐ事ができている人は本業の他に「副業」で結果を出している人が多いです。
本業で残業時間が長く、自分の時間を作ることができない人はなかなか副業に力を入れることができません。しっかりと定時で帰ることができる会社ならば自由時間の使い方次第で年収1.000万も可能でしょう。
美容師から他業種に転職する場合は年齢が若い方が有利です。自分で転職活動するよりは転職エージェントを利用した方がホワイト企業に巡り合う確率が高くなります。
美容師から他業種に転職する方へおすすめの転職サイトと転職エージェントは下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。
「美容師から他業種に転職したい。」憧れの美容師になってみたものの厳しい仕事と美容師の実態を経験して「自分は美容師に向いていないんだ。」と新しい道を探す若者も多いです。その判断は正解です。美容という仕事が本当に[…]
まとめ:美容師アシスタントの一人暮らしは辛い【お金の節約術】
美容師として成功したいならば、辛いアシスタント時代を乗り越える必要がありますがほとんどの場合はお金の問題で苦労すると思いますので、上記の節約術を試してみて下さい。貧乏生活は成功したのちに笑い話になりますので経験しておくこともありでしょう。
もし、美容師としての成功ではなく、「稼ぐ」ことに注目するならば他業種への転職が一番効率的だと思います。いきなり年収1.000万の仕事に転職することはできませんが、年収300~400万のホワイト企業に転職することは充分に可能です。
そこから副業を頑張れば、美容師時代の何倍もの年収を得る事ができますよ。結局は自分の行動が人生を決めます。もし今の環境に迷いがあるならば、何かしらの行動を起こしてみてもいいかもしれません。
他にも美容師の悩みは沢山ありますが、美容師が抱える様々な悩みに関しては下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。少しでも参考になれば嬉しいです。
「毎日のサロンワークが本当につらい。」「売り上げが全然上がらなくて、美容師向いてないかもしれない。」「一生美容師として生活できるのか?将来が不安だ。」このような悩みを抱えていませんか?まず始めに不安や不満を感[…]