転職サイトに登録するとスカウトメールというものが送られてきます。
今回はそのスカウトメールについて詳しく解説していきます。
- 転職サイトのスカウトメールについて知りたい
- スカウトメールが怪しいと言われる理由を知りたい
- スカウトを利用するときの注意点を知りたい
- メールに返信するべきか知りたい
というような方は是非最後までご覧ください。
転職サイトのスカウトメールは怪しい企業ばかり?【ブラック企業の見分け方】
まずは転職サイトのスカウト機能の仕組みを簡単に説明します。
普通、転職活動を行う場合は自分で気になる企業を見つけて、面接の申し込みをすると思います。
スカウト機能というのはその逆のイメージを持ってもらうとわかりやすいですね。
転職サイトのスカウト機能というのは、サイトに登録するだけで企業からオファーを受けられるというものです。
このスカウト機能を効果的に利用することで転職活動をスムーズに進めることができます。
しかしスカウト機能の仕組みを知っていないと、沢山のスカウトメールにの中から自分に必要な情報を得られずに混乱してしまう場合もあります。
スカウトメールには種類がある
転職サイトからのスカウトメールは大きく2種類のパターンがあります。
《オープンオファー》
《プライベートオファー》
というものです。
オープンオファー
ほとんどのスカウトメールがオープンオファーだと言えます。
オープンオファーとは年齢や職歴が当てはまる人に対して一斉送信している募集メールです。
意味合いとしては
「あなたに合う職場かもしれませんよ。」
「よかったら応募してください。」
「ただし、合格するかどうかはわかりません。」
という感じです。
ですので、自分によっぽど興味がある業種なら応募してみてもいいですが、基本的にはスルーして大丈夫です。
プライベートオファー
こちらは企業側が実際にあなたの経歴を確認して直接送ってくるメールになります。
オープンオファーと違ってかなりレアなパターンですので、しっかり目を通してみることをおすすめします。
オープンオファーの場合は面接で落とされたりする場合もありますが、プライベートオファーの場合は面接はパスしたも同然でいきなり最終面接という場合もあります。
オファーの見分け方
「オープンオファーとプライベートオファーはどうやって見分けるの?」
という声が聞こえてきそうですね。
それぞれ特徴があるので解説していきます。
本人ならではの情報に触れているか確認する
オープンオファーの場合はテンプレート化した文章を一斉に送っているので
「それって誰でも当てはまるんじゃないの?」
という内容が書かれています。
経歴や資格に一切触れていないような文章は一斉送信の可能性がかなり高いです。
プライベートオファーはあなたの情報をしっかり読みこんだ上で連絡があるので、
自分が転職サイトに登録した経歴や資格について書かれている事がほとんどです。
面接についての説明があるかどうか確認する
オープンオファーは一斉送信のダイレクトメッセージみたいなものなので
「こんな仕事がありますよ~。」
といった情報のみが載っています。
一方でプライベートオファーはあなたに興味がある企業が直接メッセージを送っているので
面接についてや、就職までのステップについて説明している事が多いです。
本気度が高い企業は面接日の具体的な提案まで送ってくることもあります。
応募のハードルが低すぎる場合はスルーしよう
プライベートオファーは特定の条件を満たしている企業にとって魅力的な人間に送ります。
ということはハードルの低すぎるオファーメールはオープンオファーという事です。
「未経験者でも歓迎!!」
「学歴不問!!」
「無資格でも大丈夫!!」
といったような言葉が使われている場合、一斉送信のメールの可能性がかなり高いです。
つまり誰でもいいから人材が欲しいということですよね?
そんなメールはスルーして大丈夫です。
ブラック企業の誘い文句に気をつけよう
オープンオファーを使って大量に一斉送信するような企業は常に人材不足に悩まされている企業です。
人材不足が起きるのはなぜでしょうか?
それは社員の退職率が高いからですね。
退職率が高い=ブラック企業
として考えておけばいいでしょう。
ホワイト企業ならば、長く働きたくなるような環境のはずですから。
そんなブラック企業が使う誘い文句があるんです。
- 幹部候補募集 → 将来性を語り、安い賃金でこき使われる恐れがあります
- 中途採用多数 → 離職率が高いということです
- 事業拡大につき云々 → 慢性的な人材不足の可能性があります
- 頑張った分だけ給料UP → 歩合制、ノルマがある可能性が高いです
- やる気のある方歓迎 → 精神論を謳う企業はワンマン社長が多いです
このような言葉を求人募集で見た事はありませんか?
言葉の響きはいいかもしれませんが、大抵の場合はブラック企業の可能性が高いです。
スカウト機能を使うべき人
転職を迷っている人
「今すぐ転職したい。」
という人にとっては転職サイトよりも転職エージェントを利用する方がいいと思います。
なぜなら転職エージェントは求人を自分で探す必要がなく担当者が自分の能力に見合った企業を紹介してくれるからです。
その他にも応募から履歴書の作成、面接の日程まで代行して決めてくれます。
話しにくい給料の交渉なども行ってくれるので、今すぐ転職したいなら転職エージェントを利用しましょう。
「転職しようかどうか迷っている。」
「今すぐに転職したいわけではない。」
といった場合は転職サイトのスカウト機能は便利です。
なぜなら自分の市場価値を知ることができるからです。
登録したけどオープンオファーばかり届くような場合は自分の能力、経歴が他の企業から見て魅力的に見えないということ。
逆にプライベートオファーが届くという事は市場価値を満たしていることになります。
「自分を欲しがっている企業があるんだ。」
という事を知れば、転職活動の不安も取り除くことができます。
市場価値の高い人
キャリアや実績、経験がある人はプライベートオファーが届きやすいです。
企業からするとやはり《即戦力》の人材が欲しいからです。
プライベートオファーは面接を確約してくれたり、書類選考を優先的にしてくれたり、魅力的なオファーが多いです。
「自分をしっかり評価してくれる企業で働きたい。」
と思っている人は積極的に利用した方がいいですね。
まとめ:転職サイトのスカウトメールは怪しい企業ばかり?【ブラック企業の見分け方】
・スカウトには2種類ある
・オープンオファーはスルーでOK
・プライベートオファーはじっくり見て魅力を感じたら応募しよう
【2021.02.13更新】転職サイトと転職エージェントの違いを知りたい。昨今は定年まで同じ職場で働く男性は激減しており、転職する人が増えています。終身雇用が当たり前の時代ではなくなり、勤続年数によっての昇給[…]