「転職する際に美容室をどうやって選んだらいいかわからない。」
「自分に合った美容室で働きたい。」
「今の環境より良い美容室を見つけたい。」
このような悩みを抱えていませんか?
まず始めに、理想の環境の美容室というのは人によって様々です。ある人にとっては最高の環境だったとしても、自分にとっては最悪の環境だと感じることもあるでしょう。むやみに転職を繰り返すだけでは今の悩みや不安から解放されることはできません。
自分に合った環境の美容室を見つけ、転職することで今の問題は解決するのです。
これまでに転職で成功した知人の美容師さんを沢山知っていますし、逆に失敗した美容師さんも知っています。
美容師が転職で成功するために大切にするべき条件について(自分は何を求めているのかを知ることが大切)
まず最初に最も大切なことは「今の自分が感じている不満や不安の内容を明確にすること」です。自分にとって何がストレスで何を求めているのかを自覚することが転職活動を成功させる第一歩と言っても過言ではありません。
頭で考えるだけではなく、メモ帳やスマホに記録として残しましょう。例を挙げると下記のような内容になります。
・勤務時間(拘束時間)が長い
・休日が少ない
・レッスン内容が充実していない
・スタイリストになっても給料が低い
・会社として社会保険等、福利厚生が整っていない
・人間関係が悪い
・サロン全体の技術力が低い
・産休・育休・時短勤務などの決まりがない
転職の際に大切にする5つの条件
「このままの環境では仕事を続けたくないから転職活動を始めよう。」と思ったらサロン選びの際に大切にするべき5つの条件があります。
- 社会保険の有無
- 勤務時間・レッスン内容
- 給与・賞与の金額
- 休日・休暇の詳細
- 産休、育休、時短勤務
それぞれ詳しく解説していきますね。
社会保険の有無
まずは社会保険に加入しているかどうかを確認しましょう。社会保険に入ると、大けがや病気で働けない場合も医療費や休業補償を受けられたり、年金の受給額が国民年金よりも多いなどの公的保障があります。
美容室は会社として経営しているサロンもあれば、個人事業主として経営しているサロンもあります。会社ならば社会保険の加入は義務化されているので問題ありませんが、個人事業主の場合は社会保険に加入することができません。
ですから個人事業主として経営しているサロンに就職するのはちょっと避けた方がいいかもしれません。
転職するなら「社会保険に加入は必須条件」と言えるでしょう。
勤務時間・レッスン内容
給与・賞与の金額
美容師の給料はアシスタント時代はどの店もほとんど差はありません。アシスタント時代に転職を考えるなら、給料体制よりもレッスン内容を重視するべきです。
しかしスタイリストの給料体制はサロンによって様々です。
基本的にスタイリストの給料は「基本給」+「歩合給」のサロンが多いです。基本給は約20万前後のサロンがほとんどです。注目すべきは「歩合給の制度」です。
この歩合給の制度で稼ぐことができるか否かが大きく変わります。
あるサロンAでは「指名売り上げの20%が歩合給(50万を超えてから計算)」といった決まりに対して、他のサロンBでは「指名売り上げの30%を給料総額とする」という決まりがあるとします。
仮に100万を売り上げた場合、サロンAでは歩合給は10万円になり、基本給が20万の場合は合計で30万円になります。サロンBでも同様に30万の給料になります。
「どちらも大差ないじゃないか。」と思うかもしれません。
では150万を売り上げた場合で考えてみましょう。
サロンAでは歩合給が20万になり、基本給が20万の場合は40万円になります。サロンBでは45万の給料になります。
さらに200万のケースで考えるとサロンAは50万、サロンBは60万になります。
ほんの少しの歩合給の制度の違いで、売り上げを上げるほど稼げる給料に差ができるのです。
ですのでスタイリストの転職を考える際は自分の売り上げに対する実際の給料を何パターンもシミュレーションしてみるといいでしょう。
休日・休暇の詳細
「週休二日制」「有給休暇」「夏季休暇、冬期休暇あり」などといった項目で表記されていることが多いと思いますが、もっと詳しく休日については知る必要があります。
美容室の場合、週休二日制といってもサロンは週に6日オープンしていて各自で休みをとるようなスタイルが多いです。その場合だとアシスタントとスタイリストのバランスを考えてチームを組んで休むこともあります。
つまり自分だけの都合で休みを決めることができないのです。また土日祝日はなかなか休みことが難しい風潮ですが、サロンによっては土日祝に休日を設定できるサロンもあります。
会社を経営している側からすると社員には年に5回以上は有給を消化させないといけないという指導がありますが、社員に有給を使わせずに、夏季休暇や冬期休暇を有給消化に充てているサロンも多いです。
会社員である以上、有給をとる権利はあるけれどなかなか普段から気軽に使うことが難しいのが美容業界なんですよね。
このあたりも実際に転職してしまうと上司になかなか言いづらい内容なので、転職前にしっかりと調べておく必要があります。
産休、育休、時短勤務
最後は女性にとってとても重要な項目になります。
共働きの家族がほとんどの現代社会ですが、産休や育休、時短勤務などの制度が整っているサロンを選びましょう。
制度としては設定しているけど、実際に時短勤務で働いている人がいないようなサロンは危険です。
子持ちの美容師にとって働きづらい環境なので、ママ美容師は退職していっているサロンの可能性が高いですから。
できればオーナー自身も家庭を持っていて、子持ちの親の気持ちがわかるような人だと理想的ですね。
理想的なサロンの探し方
転職活動の際にサロンを探す方法は下記の通り。
- 知り合いの紹介
- 転職エージェントを利用
- 転職サイトから自分で応募
美容師の転職で多いのが、知り合いの美容師さんに紹介してもらう方法です。
美容学校の同級生などに仕事の不満を相談していると、その友達が働いている美容室だったり、採用を募集しているおすすめのサロンを教えてくれたりします。
内部のスタッフが良いと感じている環境ならば、意外と長く働くことのできる良いサロンが見つかることも珍しくありません。
人脈は人生を豊かにするために非常に重要なことなので、積極的に紹介してもらいましょう。
周りに相談してもなかなか良いサロンが見つからない場合は、転職サイトや転職エージェントを利用する方法もあります。
転職サイトは主に自分で募集要項を見つけて、気になるサロンがあれば応募するというスタイルで、転職エージェントは担当者が付きます。担当者に希望の条件を伝えておけば、自分の代わりに良いサロンを何件か紹介してくれます。
実際に気になるサロンがあった場合も代わりに応募や面接日程の調整なども手伝ってくれます。
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基本的には転職エージェントを介して面接に応募した方が合格率は高くなります。転職サイトは全て自分で決めることができますが、担当者などはつかないので、転職エージェントも同時に利用した方が効率が良いですよ。
転職サイトも転職エージェントも利用料は完全に無料なので、転職サイトで自分が気になるサロンを見つけてから、転職エージェントを介して応募するのが最も合格率が高くなる方法です。
ただし担当者が自分に合わないなと思ったら別のエージェントを使うことも考えた方が良いと思います。
まとめ:美容師が転職で成功するために大切にするべき条件について(自分は何を求めているのかを知ることが大切)
美容師が転職で成功するためには、自分にとって何が重要であるかを考えることが大切です。
そのうえで条件に合った美容室は転職サイトや転職エージェントを利用して探しましょう。
自分一人で転職活動するのは時間も体力も無駄に使ってしまうのに、思ったような結果が出ないことが多いです。効率よく転職活動を進めるには便利な無料サービスを利用しない手はないですよ。
少しでも転職に悩む人の参考になれば嬉しいです。