【美容師向け】2年でスタイリストになる方法とは?

「2年以内にスタイリストになりたい!!」

「アシスタント期間は短い方がいい。」

このような悩みに答えます。

美容師になるとアシスタント期間を経てスタイリストに昇格しますが、下積み期間はできるだけ短くしたいですよね?

そこで今回はアシスタントから最速でスタイリストになる方法を解説したいと思います。

是非最後までご覧ください。

この記事を書いている自分は美容師歴18年で、自身で美容室を2店舗経営しています。

アシスタント期間はサロンによって違う

まず重要なことですが、アシスタント期間はサロンによって違います。

どんなに技術ができて優秀だったとしても都内の有名サロンなどに就職すると3~5年程の期間は必要になってきます。

逆に郊外の田舎サロンや10分カット専門店などは1年くらいでスタイリストになることも可能です。

「じゃあ早くスタイリストになりたいからアシスタント期間が短いサロンに就職(転職)しよう。」と思うかもしれませんが、そんな簡単な話ではありません。

要はスタイリストなってから稼げるかどうかが大切になってきます。

有名サロンの場合

有名サロンでなかなかスタイリストになれないのはカリキュラムがしっかり準備されていて、合格基準も難しく、更にサロンワーク以外の仕事もあるからです。

テスト日に全て順調に合格したとしても2年以内はまず不可能でしょう。早くて3年はかかります。ということは有名サロンでスタイリストになると技術的にも人間的にもかなり成長できているという事です。

「下積み時代は苦しかったけど、デビューして沢山のお客様に支持されるようになった。」

という話もよく聞きますし、逆に

「アシスタント時代が辛すぎて挫折してしまって転職した。」

という話も聞きます。

田舎のサロンの場合

田舎のサロンが全てというわけではありませんが、都内のサロンに比べてカリキュラムの難易度は低く比較的簡単にスタイリストになることができます。

そもそも技術を教える立場のスタイリストの技術が都内に比べて低いこともあるので、教わる技術は基本的なものがほとんどです。ですので田舎のサロンでは1年や2年でスタイリストになっている美容師も珍しくはありません。

そういった背景もあり

「田舎でスタイリストになったけど、技術不足で悩んでいる。このままではダメになってしまう。」

と都内のサロンに転職する人もいます。その反面、

「若いうちから数多くの実戦経験を積めたので、美容師として成長することができた。給料も上がった。」

といった意見もあります。

サロンに利用されないようにしよう

スタイリストになるまでの期間は今後の美容師人生を考えるとそれほど重要なポイントではありません。

大切なのはデビューしてから美容師として活躍することです。

そのためにもサロンに便利に利用されるような存在にならないようにしましょう。

具体的に言うと下記の通りです。

・スタイリストになれる技術があるのにサロンの都合でアシスタントを続けている
・カリキュラムの練習やテストを見てくれない
・とりあえずデビューさせて売り上げを上げさせる

スタイリストになれる技術があるのにサロンの都合でアシスタントを続けている

これは都内のサロンに多い問題ですが、スタイリストの数が多くてアシスタントの数が足りていないサロンで働いていると起こりやすい問題です。

スタイリストの数に対してセット面の数のバランスが悪いために、サロンとしてはアシスタントの状態を保留させるように動きます。

支払う給料も安く済みますし、忙しいスタイリストの手伝いをしてくれる実力のあるアシスタントがいる状態になりますから経営的には好都合です。

しかし本人にとっては大問題ですよね。

もし理不尽な理由でスタイリストになれないと感じたら、違うサロンに転職を考えてもいいかもしれません。

カリキュラムの練習やテストを見てくれない

「スタイリストがすぐに帰って練習を見てくれない。」

「テストの日が少なすぎてチャンスが少ない。」

このようにやる気があって実際に練習をしていても努力が報われにくい環境もあります。

このようなサロンの先輩は後輩の育成をそこまで考えておらず、便利なアシスタントとして使っているだけです。

他にも自分が成長できるサロンはあるのでとっとと辞めましょう。

とりあえずデビューさせて売り上げを上げさせる

スタイリストの数が少ない美容室の場合、とりあえずスタイリストになってもらってお客様をこなしてもらおうと早めにデビューさせられる場合があります。

スタイリストになってお客様を担当するのはとてもいいことですが、肝心の技術がまだまだ不足しているケースもあります。

お客様を満足させる技術がないままスタイリストになってもリピート率が低いので、一向に売り上げが上がりません。

実戦の中で技術向上ができれば問題ありませんが、なかなか自分で学べる人が少ないのが現状です。

もし自分の成長が感じられないのであれば、サロンを変えてもいいでしょう。

最速でスタイリストになる方法とは?

まずはしっかりとしたカリキュラムがあるサロンで働くことが大切です。そしてカリキュラムを最速のペースでクリアしていけば良いのです。カリキュラムがしっかりしていないサロンで早くスタイリストになることに意味はありませんからね。

カリキュラムの進め方については《美容師アシスタントがカリキュラムを進める秘訣》を参考にして下さい。

そして最速でスタイリストになると同時に集客も頑張っておいた方がいいですよ。

指名客は短期間で増やすことが難しいです。コツコツとSNSなどを駆使して継続的に集客する必要があります。それはスタイリストになる前のアシスタントのうちから始めることができます。

アシスタントのうちからできる集客術に関しては《美容師アシスタントのうちにやるべき集客の話》を参考にして下さい。

まとめ:【美容師向け】2年でスタイリストになる方法とは?

サロンによってスタイリストになるまでの期間は全然違うので、2年という期間に拘る必要は全くありません。カリキュラムのしっかりしたサロンで自分が成長できる環境を作りましょう。

そしてそのカリキュラムを本気でクリアしていくことが最速でスタイリストになる方法です。それと同時にスタイリストになってすぐに活躍するために集客も同時に頑張りましょう。

アシスタントの頃にしかできない集客術も存在します。少しでも参考になれば嬉しいです。

他にも美容師が抱える悩みに関しては下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。

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