美容師がLINE(ライン)でやりとりする事のメリット、デメリットを解説します

今ではメールでやりとりしている人はほとんどいないですよね?

東日本大震災の際に唯一の連絡手段として活躍したLINE(ライン)が今では最もメジャーな連絡手段になっています。

そんな便利なLINE(ライン)ですが、もちろん仕事の連絡手段として使っている美容師も多いです。

そこで今回は美容師がLINEでやりとりする際のメリットとデメリットを詳しく解説していきます。

是非最後までご覧ください。

この記事を書いている自分は美容師歴18年で、自身で美容室を2店舗経営しています。

美容師がLINE(ライン)でやりとりする事のメリット

美容師が仕事でLINE(ライン)を使うのはスタッフとの連絡用とお客様との直接のやりとりになります。

スタッフとの連絡の際のメリットは下記の通り。

・複数人と同時に連絡が取れる
・既読サインで伝わっているか確認できる
・電話よりも気軽に連絡できる
スタッフが多いサロンではライングループの作成がかなり便利です。
同時に全員に情報を共有できますし、記録として残るので情報を正確に伝える事ができます。また既読のサインが出るので相手にしっかり情報が伝わっているかの確認もできますね。
そして営業時間外の深夜などにどうしても伝えたい事がある場合も電話だと相手の生活があるので気を使いますが、ラインなら気軽に連絡することができますね。
スタッフとの連絡は本当に便利なので、ほとんどのサロンが使っていると思いますが、お客様との連絡手段で活用している美容師もいます。
お客様との連絡の際のメリットは下記の通り。
・親近感が湧く
・電話より予約が取りやすい
・髪の相談も受けやすい
・来店促進の連絡もしやすい
美容師とLINE(ライン)で連絡先を交換しているお客様はまだまだ少ない傾向にあります。
「予約の際や髪の悩みなど何でもお気軽に連絡下さいね。」
といってLINE(ライン)を交換すると、お客様にとっては自分が特別な扱いをうけているように感じます。
サロンではなかなか時間がなくて聞けなかった髪の悩みなどにもしっかりと言葉にして答えることができますし、プライベートな会話も楽しむことができます。
つまりお客様とより仲良くなることができるのです。
お客様にとっても予約の電話をわざわざサロンにかけるよりも簡単に次回の予約が取りやすくなりますね。
そして美容師側は次回の来店を促すような会話をすることができます。

美容師がLINEでやりとりする事のデメリット

とても便利なLINE(ライン)ですが、使う上で当然デメリットもあります。

まずスタッフとのやりとりをする上でプライベートと仕事の境界線がなくなってしまう。

という問題があります。

仕事が終わって深夜に家でくつろいでいると上司からのLINE(ライン)が入ります。内容を読むと既読のサインがつくのですぐに返信しなければなりません。せっかく仕事が終わって自分の時間なのに、なかなかリラックスできないですよね。

またLINE(ライン)は誤送信してしまう事があるので、使う際には《誰に》《どんな内容を》送るのかをしっかりと確かめて使いましょう。

僕も嫁さんに送るはずの内容をスタッフのグループに送ってしまって恥ずかしい思いをしたことがあります(笑)
お客様とのやりとりは更に注意が必要です。誤送信にはくれぐれも気を付けて下さいね。
そしてLINE(ライン)でやりとりするという事はプライベートな時間にお客様から連絡が入ることもあります。
「〇日の〇時に予約とりたいんですけど?」と深夜に聞かれてもサロンのパソコンを操作しないと対応が難しいです。
気軽に連絡がとれるというメリットは裏を返せばデメリットにもなるのです。
そして美容師とお客様がLINE(ライン)でやりとりする上で最も多い問題が浮気、不倫問題です。

予約だけではなく髪の相談など気軽に連絡がとれる便利なLINE(ライン)ですが、そのままプライベートな会話に発展することもあります。

「今度飲みにでも行きませんか?」

「休日が一緒ならどこかに行きたいですね。」

などと男女の関係になってしまうこともあります。

最初はその気がなくても相手からアプローチされるとついつい誘惑に勝てなくなってしまいます。

しかし、その先のトラブルは非常に自分自身を消耗してしまうので、注意が必要です。

まあ最初からそれが狙いでLINE(ライン)を交換する美容師もいるのが現実ですが。

仕事で使うならLINE公式アカウントがおすすめ

そもそもプライベートのアカウントと分けて仕事用のアカウントを作った方がいいと思います。

LINE公式アカウントは無料で使えるプランと有料プランがありますが、美容師として使うなら無料プランで十分でしょう。

基本的な機能は下記の通り。

・メッセージ
・タイムライン・ホーム
・アカウントページ
・1:1トーク
・ショップカード
・クーポン
来店されたお客様に対して送っていたサンキューレターなどもLINE公式アカウントなら時間をかけずに簡単に送ることができます。しかも手紙に比べて開封率はかなり高いです。
またタイムラインで店舗の新鮮なニュースを全員に見てもらう事ができます。
アカウントページではコンテンツを簡単にカスタマイズすることができるので、カラーの悩みやヘアケアの悩みに対してのコンテンツを作るとお客様からの反応はいいでしょう。
通常のLINE(ライン)と同様に個別でトークも可能です。
そしてオリジナルのショップカードを作ることができます。サロンとは別に個人のカードを作ってみるのも面白いですね。
暇な平日などの限定クーポンを作ることができるので、空き時間を減らすような来店促進活動ができます。

使用上の注意点は?

簡単にいつでも広告を送ることができますが、送りすぎには注意が必要です。

おそらく経験があると思いますが、メールマガジンが頻繁に届いて鬱陶しい思いをしたことがありませんか?

お客様にとって負担がなく、忘れられない程度の頻度としておすすめが月に2回くらいです。

これ以上は少し負担になるので気を付けましょう。

送る内容、タイミングは?

これはお客様の属性によって答えが変わってきます。

例えば主婦層のお客様が多いならば昼間の時間帯がメッセージを見やすいでしょうし、若い学生が多いなら夕方以降のタイミングがおすすめです。

内容も若いお客様相手ならポップな感じで少しくだけたメッセージがいいでしょうし、40代以降のお客様には少しかしこまった言い方が好まれます。

自分のお客様の属性によって内容とタイミングはよく考えましょう。

多くのお客様に登録してもらおう

公式アカウントを開設しただけでは何の効果もありません。多くのお客様が登録してくれて初めて有益なサービスになります。

ダイエット器具を買っただけで瘦せた気になっている主婦にならないためにも多くのお客様にアプローチして友達登録をしてもらいましょう。

具体的にはサロンのセット面にQRコードを設置するので一番効果的です。

カラーやパーマの待ち時間やカットの際の会話の中で登録してもらえるチャンスがあります。

家に帰ったら絶対に他事に気を取られて美容室の会話を忘れてしまうので、来店中に登録してもらうのが一番です。

まとめ:美容師がLINE(ライン)でやりとりする事のメリット、デメリットを解説します

実際にLINE公式アカウントを活用することで前年対比率140%を超えた美容師さんが友達にいます。

使い方を間違えずに継続して取り組む事ができれば、美容師にとって大きな武器になることでしょう。

お客様との距離感が近くなり、サロンワークの際の会話も弾みますし、次回予約の可能性も上がります。

まずは多くのお客様に登録してもらう事、そして有益な情報やクーポンを定期的にお知らせすること。

この二つを守ればきっと売り上げが上がりますよ。

少しでも参考になれば嬉しいです。

他にも美容師が抱える悩みに関しては下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。

関連記事

「毎日のサロンワークが本当につらい。」「売り上げが全然上がらなくて、美容師向いてないかもしれない。」「一生美容師として生活できるのか?将来が不安だ。」このような悩みを抱えていませんか?まず始めに不安や不満を感[…]