美容師6年目に必要な技術とは?【自分だけの武器を作れ】

「美容師6年目だと技術的にはどんな感じなんだろう?」

「これ以上上手くなるのかな?」

ある程度美容師を続けてきた方なら一度は悩んだこともあると思います。

この記事を書いている自分は美容師歴18年で、自身で美容室を2店舗経営しています。
この記事ではある程度経験を積んだ美容師の技術問題について解説していきます。
今よりもっと成長したい方は最後までご覧ください。

美容師6年目は基本的に全部できる

6年目の美容師といえばスタイリストとして一通りの技術は身に着けていることと思います。ここから指名売り上げが伸びていく人とそうでない人に分かれるのですが、何の差があると思いますか?

それは技術のクオリティです。

ある程度の技術を身に着けているスタイリストは日本に五万といますが、それだけではお客様にとって特別な存在になることはできません。何かしらの自分の武器があるスタイリストがお客様から支持されるようになります。

スタイリストになると明確なカリキュラムは全てクリアしているので自分の技術向上のスピードが止まってしまう人が多いのですが、何か自分で課題を見つけて毎日のサロンワークや時間外の練習を頑張る必要があります。

突出するには武器が必要

美容師としての技術はカットやカラー、パーマなど多肢にわたりますがもっと細分化して考えると良いでしょう。

・カット(ボブ、ショート、ミディアム、ロング、メンズ)
・カラー(ハイライト、バレイヤージュ、白髪染め、アッシュ系)
・パーマ(ゆるパーマ、特殊パーマ、ストレートパーマ)
・トリートメント
・スタイリング(巻き髪、ヘアアレンジ)

カット(ボブ、ショート、ミディアム、ロング、メンズ)

スタイリストなら全てのカットを習得していると思いますが、その中でも自分が好きなジャンルを考えましょう。そしてそのジャンルに特化した練習を重ねることで単なる技術者ではなくスペシャリストになることが可能です。

カットの中でも人気のジャンルは《ボブ》《ショート》ですね。

最近ではSNSで自分のスタイルを掲載している美容師さんが増えていますが、クオリティの高いスタイルを集める事でお客様の目に留まるようになります。そしてジャンルを決めたらそれ以外のスタイルはあまり載せない方が良いでしょう。

カラー(ハイライト、バレイヤージュ、白髪染め、アッシュ系)

カラーは本当に奥が深いです。

普通のワンメイクのカラーは誰でもできますが、ハイライトやバレイヤージュといった特殊カラーは薬剤知識も塗布技術も高いものが求められます。ですので誰もができない技術として特殊カラーを極めるのもおすすめです。

実際にSNSでハイライトやバレイヤージュのスタイルアカウントは多く存在しています。もしあなたが特殊カラーが好きで興味があるというのなら、その道を突き進みましょう。

パーマ(ゆるパーマ、特殊パーマ、ストレートパーマ)

パーマの比率はカラーに比べると低い傾向にありますが、逆に言えば取り組んでいる美容師も少ないという事。

メンズのツイストパーマやスパイラルパーマで人気のスタイリストもいますし、ストレートパーマに特化したスタイリストもいます。普通のパーマだけではブランディングは難しいので、もしパーマを武器にしたいなら何か特殊なパーマを勉強することをおすすめします。

トリートメント

トリートメントはSNSとの相性がとても良いです。

サラサラの髪に憧れる女性は常に一定数存在します。トリートメントもどんどん進化していて、最近では酸熱トリートメントやマイクロバブルを使ったトリートメント、肝細胞トリートメントなど沢山選択肢があります。

トリートメントはサロンの取り扱いの商品によって勝負できるかどうかが分かれます。もし他のサロンにないような希少なトリートメントメニューがあるなら、そこで勝負しても面白いですね。

スタイリング(巻き髪、ヘアアレンジ)

最後に仕上げのスタイリングについてですが、《巻き髪》や《ヘアアレンジ》もSNSとの相性が良いです。お客様を仕上げる際に写真を撮ることを習慣にするとどんどん仕上げのスタイルが上達していきます。

そして一貫性のあるスタイルをSNSを使って掲載することで独自のブランディングに繋がります。ヘアアレンジとかは美容師によって技術の差が出るので、興味のあるジャンルならばとことん追求してみましょう。

特化した美容師が選ばれる時代

 

美容室の数はコンビニの約6倍と言われています。

とんでもない数ですよね?

その乱立した美容室の中からお客様に選んでもらうためには何か独自の魅力が必要になってきます。

例えばあなたが髪をばっさりショートヘアに切りたいと思ったとします。

・普通の美容室
・ショートヘアに特化した美容室

どちらを選びますか?

この場合はほとんどの方がショートヘアに特化した美容室を選ぶと思います。

美容室に行く場合はなんとなく自分の理想のスタイルを思い浮かべる人が多いのですが、そのスタイルの専門店があればそこが選ばれやすいのです。

ホットペッパービューティーなどのサイトで美容師のPR文章に

「ショートからロングまで得意です。幅広いお客様を対応しているのでカット、カラー、パーマ何でもお任せください。」

というような万能型をアピールしている人が多いですが、あまり集客効果は見込めません。

それよりも

「ショートヘアが大好きで細部までこだわってカットさせていただきます。360度何処から見ても素敵なシルエットを作ります。」

「ハイライトやバレイヤージュの特殊カラーはお任せください。」

のようなはっきりと自分の強みをアピールしている方が集客効果が見込めます。

まとめ:美容師6年目に必要な技術とは?【自分だけの武器を作れ】

これから美容師としてお客様に支持されていくには普通の美容師のままでは無理でしょう。お客様は目的に応じて専門性の高い美容室を選ぶ時代になりました。

周りに差をつけることのできる自分の武器を磨きましょう。まずは自分の興味のある技術を探して、深く研究するところからスタートです。少しでも参考になれば嬉しいです。

他にも美容師が抱える悩みに関しては下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。

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