美容師アシスタントがカリキュラムを進める秘訣

「なかなかカリキュラムに合格できない。」

「同期の中で1番にスタイリストになりたい。」

「後輩にカリキュラムを抜かれてしまいそうで焦っている。」

このような悩みを抱えていませんか?

この記事を書いている自分は美容師歴18年で自身で美容室を2店舗経営しています。

自分は19人いる同期の中でカリキュラムの合格は1番早かったです。

自身の経験から効率よくカリキュラムに合格する秘訣を解説していきたいと思います。

この記事を読めば、なかなか進まなかったカリキュラムが驚くほどスムーズに進行できるようになりますよ。

是非最後までご覧ください。

まずはカリキュラムを終わらせる日程を決める

まずは〇〇日までに全てのカリキュラムを終わらせるんだ、という目標を決めましょう。明確なゴールがないと人間頑張れないものです。

「3年以内にスタイリストになる。」

という目標で結構です。

「誰よりも早く合格する!!」という目標は止めましょう。なぜなら他人は自分でコントロールできないからです。もしかしたら他の同期が自分より3倍以上練習するかもしれません。その場合おそらく練習量の多い同期の方が早く合格するでしょう。他人に影響されずに自分の頑張りで結果が出る事を目標にするとモチベーションの維持にも繋がりますよ。

逆算して細かい目標をたてる

3年以内にスタイリストになる。という目標を達成するために細かい目標をたてましょう。例えば1年目の終わりには〇〇まで到達しておく。2年目の終わりには〇〇を終わらせる。3年目以降はカットに集中する。などといった目標のことです。

マラソン選手などもそういった感覚でペース配分をコントロールしています。42.195キロを走るにあたって5キロ地点での目標タイム、10キロ地点での目標タイム、20キロ地点、30キロ地点と細かくタイムを管理してペースを保っています。

3年間というと長い時間です。モチベーションの高い時期もあれば、なかなか気合いが入らない時期もあるでしょう。そういったテンションの波があるのは人間だから当然です。モチベーションが落ちているときに身近に目標があるのとないのでは行動に差が出てしまいます。

1週間後に期末テストがある学生は必至で勉強するでしょ?そういう事です。社会人になるとそういった機会は自分で作らなくてはいけません。学生のテストにあたるのが細かい目標なんです。

テスト官とコミュニケーションをとる

カリキュラムのテスト官は大抵の場合、サロンの先輩スタイリストが担当します。

テストの日が決まっているサロンが多いと思いますが、テスト以外のサロンワークでその先輩とコミュニケーションをとるようにしましょう。課題の作品を練習したら、テストの日でなくてもその先輩に見せに行くのです。

「このスタイルはどうでしょうか?」

「ダメな部分を教えて下さい。」

などとアドバイスを乞いましょう。テスト官も人間です。自分に対して頼ってくれる頑張っている後輩は応援したくなるものです。せっかく練習したのに誰にも見せずに終わる人も多いですが、もったいないです。スタイルを作ったら必ず見せるくらいの気持ちで練習しましょう。実際にアドバイスを貰った方が次に作るスタイルのクオリティは上がりますよ。

自主練が大切

目標を達成したいならば自身の努力は必ず必要です。特に周りの同期よりも早くカリキュラムに合格したいならば他の人がやっていない時間にどれだけ練習できるかが大切になってきます。

サロンの練習時間に集中して練習するのは当然ですが、その他にも居残りで練習したり、早朝に練習したりする習慣を付けましょう。練習は必ず自分のためになります。

僕の好きな漫画にも練習に対しての参考になるシーンがあります。

はじめの一歩より

「努力した者が全て報われるとは限らん。 しかし! 成功した者は皆 すべからく努力しておる」

これは名言ですね。スポーツ、ビジネス、どんな世界にも当てはまる深い言葉です。練習したことが100%保証される世界なんて存在しませんが、活躍する人、輝いている人は皆、影の努力を惜しんでいません。

MAJORより

「他人にやらされてた練習を努力とは言わねえだろ。」

これも名言です。好きな世界で活躍するためには人に与えられた課題だけをこなす程度の練習ではダメなんです。美容師の世界でもカリスマと呼ばれる売れっ子スタイリストは皆、自分自身で美容に向き合っています。努力を超えて夢中になっている人は結果が出るのも早いですね。

営業中を無駄にするな

カリキュラムのテストや練習は基本的に営業時間外に行われます。

アシスタントのうちは営業時間外が自分の時間帯といっても過言ではありません。しかし営業中にこそ技術のヒントが隠されているのです。

先輩のシャンプー方法、カラーの塗布時間、カットの技術、デザインをしっかり見るようにしましょう。自分の視点を変えるだけでサロンワークの時間に成長することができますよ。

先輩がカットしているからバックルームでスマホをいじっているようなアシスタントと、先輩のカットを鏡の後ろから真剣に勉強しているアシスタントでは成長率が全く変わってきます。

そしてその姿は先輩からも評価されます。お客様を施術していても後輩が何をしているかは把握されていますから、油断しないようにしましょう。

まとめ:美容師アシスタントがカリキュラムを進める秘訣

  • まずは目標をしっかり立てる(細かい目標も)
  • テスト官と日常的にコミュニケーションをとる
  • 自主練が大切
  • サロンワークで先輩の技術を盗め

カリキュラムに躓いてしますと、あっという間に半年、1年が過ぎていきます。同期は順調に進んでいるのに自分だけが進めない。気が付くと後輩アシスタントに抜かされてしまったり。

スタイリストになってからが美容師のスタートといってもいいくらいなので、1日も早くカリキュラムを終わらせるように努力しましょう。

アシスタントのサロンワークとスタイリストになってからのサロンワークは楽しさが全然違いますよ。それに頑張った分、収入が上がるのが美容師の特権ですから早く稼げるスタイリストになりましょう。

少しでも参考になれば嬉しいです。

その他の悩みに対しては下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。

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