【美容師向け】カットが早いスタイリストになるための方法とは?

売り上げの高い美容師に共通していることですが、皆さん総じてカットのスピードが早いです。店長やディレクタークラスのアシスタントをしているとカットが終わるまでのスピードが早すぎて焦った経験があると思います。逆にスタイリストになりたての人やお客様が少ない人はカットのスピードが遅いですよね?

そこで今回は売れる美容師に共通している特徴である「カットが早い美容師」になるための方法を詳しく解説していきたいと思います。是非最後までご覧ください。

【美容師向け】カットが早いスタイリストになるための方法とは?

いきなりですがカットが早くなるために必要な事とは、、、

意識の問題なのです!!
はい。実はこれだけの話なんですよね。予約帳が埋まっているスタイリストはカットのお客様に入客する前に次のお客様が来店する時間を意識しておく必要があります。カットが終わらないと次のお客様を無駄にお待たせすることになってしまいますからね。
「1時間後に次の予約が入っているから、カウンセリングは3分でシャンプーは10分。ウェットカットは10分以内でブローが10分。ドライカット&仕上げのスタイリングで15分。」こんな具合で時間配分を意識すると約50分程度でカットが終わることになります。
もちろん髪質やスタイルによって時間は前後しますが、少し時間に余裕を持って予約客をこなすことが大切です。

カットが遅いスタイリストの特徴

ということはカットの遅いスタイリストの時間に対しての意識レベルが低いということです

・予約が全然埋まっていない
・厳しいアシスタント時代を過ごしていない
・周りが見えていない
・怒ってくれる先輩がいない

予約が全然埋まっていない

1日に予約が数件しか入っていないスタイリストは時間を持て余しています。そのお客様が帰ってしまうと暇な時間を過ごすことになるので、特に急ぐようなことは意識しません。逆にゆっくりと会話を楽しみながら施術をするスタイリストもいます。

「予約が詰まっていないなら、時間をかけて高いクオリティと接客を提供した方がお客様の満足度が上がるのでは?」と思うかもしれませんが、その考えは危険です。

なぜなら予約が埋まったときに自分のカットが遅くていつものようなクオリティを提供できなかったり、会話がおろそかになってしまうので接客にムラが出てしまうからです。

ムラのある接客と技術では継続的にリピートしてくれる可能性は低いので、いつまで経っても指名売り上げは伸びないでしょう。

厳しいアシスタント時代を過ごしていない

アシスタント時代に忙しいスタイリストの下についてアシスタントしている人は技術に対しての適正な時間配分が身に付きます。カットとカラーだと2時間以内に終わらせる必要がありますが、そのためのカットスピードを体感することができるのです。

逆にアシスタント時代にヘルプする先輩の技術が遅い場合は、そのスピードが基準になってしまうので、自分も同様にカットが遅いスタイリストになってしまうかもしれません。

「若いときの苦労は買ってでもせよ。」といいますが、まさにその通りで、アシスタント時代はなるべく忙しいサロンワークの中で仕事をした方が経験値が上がります。

周りが見えていない

大型サロンだと数名のスタイリストが一緒に仕事をしているので、周りと比べて自分のカットスピードが早いか遅いかを判断できますが、中には周りが全く見えていない人もいます。後からカットを始めたスタイリストがカットを終えてカラーの塗布に入っているのに、自分はまだカットを続けているという場面でも周りが見えていない人は気にならないのです。

小規模なサロンだと比較するスタイリストがいない場合もありますね。その場合は自分が早いのか遅いのかも判断が難しいでしょう。

怒ってくれる先輩がいない

しっかりと自分のことを怒ってくれる先輩の存在は大切ですが、そんな先輩は身近にいますか?施術が終わったあとに「さっきのカットはもっと早く終わらせるべきだ。」「ブローからの仕上げに時間をかけすぎだ。」などと自分に対してのダメ出しがあると次の施術の改善点が分かります。

自分だけで気づくのは難しいこともあるので、客観的に見て意見を言ってくれる人は必要ですよ。

僕もデビュー当初はカットが遅くて沢山怒られました。今となっては感謝しています。

カットの遅いスタイリストに未来はない

「鶏と卵」の話と近いですが、カットが早いから沢山のお客様から支持されているのか、予約が埋まったから必然的にカットが早くなったのか。どちらにしてもカットのスピードというのは売れる美容師にとって必須の技術なのです。

だってサロンワークの時間が限られているからカットが遅いと予約の枠を増やすことができませんよね。カットが早いスタイリストはアシスタントさえいれば30分ごとに予約を入れても問題なくこなすことができますが、カットが遅いスタイリストが同じ予約で働いたらサロンが確実にパンクしてしまいます。

まだ予約全然埋まってないよ。というスタイリストも自分の予約が埋まっていると想定して定められた時間でカットが終わるように日々意識を高めましょう。不思議と意識して毎日のサロンワークをこなすだけでカットスピードは必ず速くなります。

環境のせいで意識が低い場合もある

環境のせいで意識が低くなってしまう人も多いです。「いつも予約が埋まることが少ない。」「そもそも余分に時間をとって予約をとっている。」「仕事の早い先輩スタイリストがいない。」など、カットが遅くても問題ない環境で仕事をすると何年働いてもスピードは速くなりません。

そんな人は思い切ってサロンを変えてみるのもオススメですよ。どんなサロンを探すかというと「大型サロン」を探しましょう。できれば都心部の忙しいサロンが理想ですね。都心部の大型サロンでは月間の売り上げが軽く200万を超えるようなスタイリストの先輩が多く在籍しています。そのスタイリストはもちろん仕事が早いですし、アシスタントも同様にテキパキとヘルプをこなします。

売り上げを上げるためのサロンワークの見本が目の前で見れるのです。毎日のサロンワークを共に過ごすことは、高いお金を払ってセミナーに参加するよりも何倍も自分の糧になります。

自分の中の「当たり前」がリセットされていずれは自分も同様にスピーディーなサロンワークを過ごせるようになります。

まとめ:【美容師向け】カットが早いスタイリストになるための方法とは?

繰り返しになりますが、カットが早くなるために必要なことは「スピードを意識すること」が大切です。カットが遅いスタイリストは予約も多く取れませんし、お客様からも支持されません。いつまで経っても売り上げ100万の世界にはたどり着けないでしょう。

しかしカットのスピードを意識して毎日のサロンワークを頑張ると、きっと素敵な未来が待っていると思いますよ。環境を変えることで美容師としてのレベルが一気に高くなるケースも珍しくないので、今の現状を変えたいならサロンを変えるのも方法の一つです。

せっかく美容師になったからには沢山のお客様に支持される人気スタイリストになりましょう!少しでも参考になれば嬉しいです。

他にも美容師が抱える悩みに関しては下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。

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