美容師アシスタントの1日の流れはどんな感じなの?

美容師アシスタントの1日ってどんな事をするの?
これから美容師になろうと考えている人や、美容師になったばかりの新人に向けてのブログです。
この記事では美容師アシスタントの基本的な1日の流れを解説していきます。
この記事を書いている自分は美容師歴18年で、自身で美容室を2店舗経営しています。
その中で「大切にすべき事」「やってはいけない事」をお伝えできればと思います。
是非最後までご覧ください。

美容師アシスタントの1日の流れはどんな感じなの?

サロンワーク前の流れ

まずサロンがオープンする前からアシスタントには仕事があります。

「サロンの鍵開け」から始まり、干してあるタオルを畳んだり、サロンの掃除などの「開店準備」があります。

都内など営業開始時間が昼頃のサロンでは午前中に自分たちの「カリキュラムの練習」もありますね。

このようにサロンワーク前の仕事ですが、大切にすべき事が2つあります。

  • 時間に余裕を持って行動すること(他の人よりも早く出勤しよう)
  • 挨拶は元気よく

この2点をしっかり守りましょう。

アシスタントというポジションは誰よりも率先して仕事をするべきポジションです。

ですので朝は絶対に先輩よりも早く出勤することが大切です。

時間にルーズなアシスタントは先輩スタイリストから信頼を得ることができません。

いずれスタイリストに昇格したときに先輩に仕事をふってもらう機会があると思いますが、必ず自分の信頼のおけるアシスタントに仕事を任せるようになります。

信頼は1日で得ることは難しく、毎日の積み重ねが信頼関係を生むのです。

「あいつは毎朝早く出勤して仕事熱心だな。」という印象を持ってもらえるように時間には余裕を持って行動しましょう。

そして朝の挨拶は必ず元気よくしましょう。

サロンワークが始まるとお客様を相手にするので元気な表情になると思いますが、サロンワーク前はまだ気が引き締まっていないアシスタントが多いです。

同じ「おはようございます」という挨拶でも話し方で相手への印象が変わります。

先輩が出勤してきたら自分から元気よく挨拶をすること。

これで気を悪くする人はまずいませんからね。

ちょっとした事ですが、毎日の積み重ねでサロン内の評価が変わってきます。

できるアシスタントだと思ってもらえるためにはまずは時間の厳守と朝の元気な挨拶が必要です。

サロンワーク中

サロンワークが始まると基本的に先輩スタイリストのアシスタント業務を任されます。

合格しているカリキュラムによって施術に入れる技術に差はありますが、主な業務は

  • シャンプー
  • カラー塗布
  • パーマヘルプ
  • ブロー
  • マッサージ

などです。

どれも技術力が必要な仕事なので、カリキュラムをしっかりと練習してどんどん技術力を上げていきましょう。

技術力と同様に、いやそれ以上に大切なのが「気遣い」になります。

どんなに技術ができたとしても「気遣い」ができないアシスタントはスタイリストから評価はされません。

もっと言えば自分がスタイリストになったときにお客様から支持されないでしょう。

それくらい「気遣い」は大切なのです。

「気遣い」ができるためには何を気を付けたらいいの?
大切なのはとにかくお客様の立場に立って考えることですね。
自分の立場とは別に、お客様の立場に立って考えてみましょう。そうすると自ずと「気遣い」ができるようになりますよ。

例えば雨の日の来店時に

予約時間にスタッフに余裕があればドア付近でお客様をお待ちします。

そしてお客様が傘をさして歩いてきたら、ドアを開けてお迎えしましょう。

「傘はこちらでお預かりします。」とすかさず濡れた傘をお客様の代わりに畳んであげましょう。

ちょっとした行動ですが、すでにお客様来店時から満足度が上がっています。

乾いたタオルなどで濡れてしまっているバッグやアウターを拭いてあげると更に良いですね。

このような行動は先輩から教わってする行動ではありません、何の専門的な技術も必要なく簡単な行動です。

「雨の中、ご来店されて大変だっただろうな。」という気遣いがあればできる行動ですね。

お客様からはもちろん感謝されますし、担当のスタイリストからも感謝されるでしょう。

「自分のお客様を喜ばしてくれた。」というのが最もスタイリストに信頼されるコツになります。

とにかくサロンワーク中に必要なのは「気遣い」ですから常に「何かお客様は困っていないか?求めていないか?」というアンテナを敏感に張っておきましょう。

サロンワーク後の流れ

サロンワークが終わると片付けと1日の反省があります。

朝から立ちっぱなしで疲れていると思いますが片付けの作業も率先して取り組みましょう。

片付けが終わるとミーティングですね。

ここでは何か感じた事や反省点など、できれば自分の意見が言えるアシスタントになりましょう。

「〇〇がまだまだ技術不足でした。」という個人的な反省もいいですが、できればサロン全体の反省点を探しましょう。

そして自分が変える時間まで自主練習や全体練習が続きます。

美容師アシスタントの1日は長くて辛いですよ(笑)

例えばお客様に対しての話

「カラーの待ち時間に退屈そうにしている方が多いと思いますので、雑誌の取り換えなどを積極的にやっていこうと思います。」

「サロンに余裕のあるときは声掛けなども積極的に行います。」

などと自分以外のスタッフの行動にも影響する発言ができるといいですね。

大切にすべき事とやってはいけない事

このように美容師アシスタントの1日は朝から晩まで色々と忙しいのですが、その中で一貫して守るべき考え方があります。

・とにかくポジティブな態度、発言をする
・気遣いを常に心がける
挨拶から表情、態度までポジティブな考え方で行動しましょう。
具体的に言うと「大きな声ではきはきと話す」「表情は笑顔を維持する」などです。
アシスタントが元気に働いているサロンは活気に溢れて、お客様が集まりやすいです。
お客様が集まるということは自分たちがデビューしてからの売り上げに好影響があるという事。
そして常に気遣いの心を持って行動しましょう。
「気遣い」というのはすぐに身に付くものではありません。毎日の積み重ねで特に意識しなくても「気遣い」のできる人間に育っていくのです。
ちなみに気遣いができる人間は仕事以外の場面でもかなり評価が高いです。
気遣いのレベルが上がれば、異性に圧倒的にモテるようになりますよ。
そして逆にこれだけはやってはいけない事もあります。
・ネガティブな考え方、発言
「毎日だるい」
「給料が低いのに長時間労働が辛い」
そんな不満を言っていても何も現状は変わりません。
美容師として成功したいのならアシスタント時代は必ず通る道です。
険しい道ですが、前向きに努力できる人間ならば必ず美容師として成功する日が来ることでしょう。
辛いこともポジティブに考えて前向きに進みましょう。
もし、毎日辛くて挫折しそうなら早めに転職を考えた方がいいですよ。

まとめ:美容師アシスタントの1日の流れはどんな感じなの?

美容師アシスタントの1日は朝から晩までハードワークが続きます。

そんな辛い仕事ですが、スタイリストになる未来の事を考えて前向きに、ポジティブに行動しましょう。

そして技術向上のための練習も大切ですが、何より大切なのは「気遣い」です。

仮に将来美容師を辞めてしまうことがあっても「気遣い」というのはどの世界でも必要なことです。

美容師の世界で「気遣い」のレベルを上げた人はどんな仕事をしても人に好かれる人間になれますよ。

少しでも参考になれば嬉しいです。

他にも美容師が抱える悩みに関しては下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。

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