美容師に定年は存在しないし、退職金もない
まず結論として美容師に定年という概念はありません。そしてほとんどの美容室で退職金制度もありません。
普通の会社に勤めていると、当たり前のように定年になると退職金を貰えているイメージがありますが、そもそも会社に退職金を支払う義務はないのです。不景気が続くと、これからの世の中、美容室だけではなく様々な業種の会社で退職金という制度が無くなっていく可能性もあるのです。
では美容師として仕事をしている65歳くらいの人の現状はどんな感じなのでしょうか?
・他の仕事に転職している
独立している人は資産を増やすべき
退職金を用意するためにも
「小規模企業共済」は中小企業や個人事業主に対しての退職金の積み立て制度です。毎月定額を積み立てて退職金を貯めるイメージですが、資産運用によって積み立てた金額以上の退職金を受け取ることができますよ。
しかも積み立て用のお金は「経費」として全額認められるので、「節税効果」にもなります。
同様に「積み立てNISA」や「iDeCo」も定額を積み立てて、元金以上のリターンが期待できる制度です。
このような制度を何も知らずに若い時代を過ごしてしまうと、いざ自分が定年間近になったときにお金に困る可能性があるので元気に仕事ができるうちに老後の準備をしておきましょう。
貯金よりも投資
先ほど説明した資産運用は退職金を用意するための「守りの運用」と言ってもいいでしょう。限りなくリスクが低く長期間の積み立てで確実に利益が見込めます。それとは別にお金に余力があるならば、もう少しリスクを背負った投資もおすすめです。
「株式投資」や「FX」です。このような投資に関して知識のない人は「よく分からないし、怖いから銀行に預けるのが一番。」といって何も行動しませんが、それでは100%資産は増えません。
働いた給料を使って生活するしかないので自転車操業と同じです。働くことを辞めると生活が成り立たなくなりますよ。
例えば高配当株の株主になれば、毎年の配当金を受け取ることができます。更に株価が上がれば売却して利益を得る事も可能です。しっかり勉強すればギャンブル性はそこまで高くないので、銀行に預けるお金があるならば少額からでも投資を始めましょう。
目指すのは大金持ちではなく小金持ち
参照:野村総研
調査によるといわゆる「お金持ち」というのは富裕層と超富裕層のことを言いますが、日本では約200万世帯(2%)の人達が当てはまることになります。
もしここを目指すならば、多分美容師という職業では難しいと思います。不可能ではないですが日本でも超有名店の経営者クラスでないと難しいでしょう。そんな上の方の世界を無理して目指さなくても、「小金持ち」でも十分に裕福な生活を送ることができますよ。
上の表でいうところの準富裕層、アッパーマス層を狙いましょう。この層は日本では約1.040万世帯(約20%)の人達が当てはまることになります。20%の人が辿り着けるなら、頑張り方次第で十分チャンスはありますよ。
しかもこの層は大抵年収が800~1500万くらいの人が多いですが、幸福度も実は一番高い年収の層なのです。
そのためには働いて得たお金を貯金するだけではなく、お金を運用して増やす必要があります。マス層の人以外は大抵の人が投資を行っているので、まずは何かしらの行動を起こしましょう。
まとめ:美容師の定年って何歳?【退職金はあるの?】
美容師に退職金はないので、自分の力で老後の資金を貯める必要がありますが、その方法として資産運用があります。
資産運用の方法は様々ですがローリスクで確実に退職金を積み立てながら、ときにはハイリスクの投資も行いましょう。何も行動せずに銀行貯金だけではおそらく十分な資産を貯めることは不可能です。
若いうちから資産運用を意識することで日々の行動が変わりますから、チャンスは増えますよ。
少しでも参考になれば嬉しいです。
他にも美容師が抱える悩みに関しては下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。
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