美容師に向いている人の特徴を分析してみた

自分は美容師に向いているのだろうか?
何事にも人には「向き不向き」がありますが、仕事内容においてもそれは例外ではありません。美容師という仕事に向いている人は気が付けば沢山のお客様に囲まれて楽しい毎日を過ごしていると思いますし、逆に向いていない人は頑張って努力しても報われずに安い給料で働き続けているかもしれません。
今回は美容師に向いている人の特徴を分析してみました。この記事を最後まで読むと今の自分が美容師に向いているのかを判断できますし、自分に足りないポイントを理解することができます。それでは是非最後までご覧ください。

美容師は技術が全てではない

あなたの周りで指名売り上げが高い人を観察してみて下さい。美容師にとって技術力は確かに必要ですが、サロンの売り上げランキングが必ずしも技術力の高い順に並んでいないことがわかると思います。美容師は技術力の他にも必要な要素があるということですね。

「あの人は技術力が高いのに何で売り上げが少ないんだろう?」と思ったらその人をよく分析してみましょう。もしかすると見た目がお洒落じゃないかもしれませんし、お客様との会話が苦手なのかもしれませんね。

逆に「なんであんな技術で売り上げが高いの?」といった人は見た目がとてもカッコいい(可愛い)し、お客様の気持ちを汲み取る能力が高く会話が上手なのかもしれません。

美容師に向いている人の特徴

見た目がカッコいい(可愛い)

まず人間は見た目で人を判断します。会話も何もしていない状態ならば見た目以外に判断基準がないので第一印象は「見た目が9割」影響することでしょう。もしあなたが美容室にお客様として来店した場合、どんな人にヘアカットして欲しいですか?

流行りの洋服をお洒落に着こなして、ヘアスタイルも決まってる人に切ってもらいたくないですか?服装に清潔感がなくて髪型もいまいちお洒落じゃない人が担当になったら「この人で本当に大丈夫かな?」と不安になると思います。

同性ならば憧れの目で見られることが大切ですし、異性ならば「恋愛対象かも」と思わせるくらい魅力的なことが理想ですね。

外見を磨くには「体型」「服装」「髪型」「肌質」を意識しましょう。明日にでも改善できるポイントは「服装」です。お客様からの印象を考えてお洒落で、尚且つ清潔感のある服装を心がけましょう。「髪型」は美容師なのでお洒落なのは必須ポイントです。「体型」と「肌質」は毎日の積み重ねが必要になりますので美容師として活躍したいのならばスキンケアやボディメイクにも力を入れる必要があります。

会話が上手

美容師は技術職でもありますが、接客業でもあります。ですので技術力と同様に会話力も必要になってきます。ヘアカットならば約1時間。カットカラーならば約2時間一緒の空間で過ごすことになりますので居心地のいい空間を提供する必要があります。

会話力を向上させるポイントとしては「お客様の気持ちを汲み取ること」が大切です。

・髪の情報が欲しいのか
・日常会話を楽しみたいのか
・日々のストレスから解放されてゆっくり過ごしたいのか
・美容師のプライベートが知りたいのか
お客様によって美容師に求めていることは様々です。髪の情報が欲しいお客様には専門知識を使って詳しくカラーの色味やカットの技法、スタイリング方法を話せばいいですし、日常会話が好きな人には流行りのドラマの話が喜ばれるかもしれません。
ゆっくり過ごしたい人にとっては必要最低限の会話でそっとしておいてあげましょう。こちらのプライベートを知りたい人には自分の話をしてあげるといいですね。
このように相手の求めている内容を的確に把握して提供してあげることができる人が会話上手だということになります。常に賑やかに会話をしている人のことではないですよ。
全てのお客様に共通して好印象を持たれるポイントとしては愛想のある笑顔ができる人です。笑顔で接客されて嫌な気分になる人は100%いないでしょう。無意識のうちに自分の表情が暗くなってしまう人は接客業には向いていません。常に口角を上げて行動する習慣を意識しましょう。

向上心がある

美容の世界は流行によって正解が変わっていきます。数年前までは大正解だった人気のスタイルも3年後にお客様に提供すると「なんか古くない?ありきたりなスタイルだし。」といった評価になることも。なので流行に応じて自分の技術や提供するスタイルを常にアップデートさせる必要があるのです。

向上心のある人は常に可愛いスタイルを作ることを考えるので、数年前の技術のまま進歩が止まってしまう心配はないですが、スタイリストになった事で満足しているような人は気が付くと古臭い美容師になってしまう可能性があります。

美容師の給料は歩合制のサロンがほとんどですが、向上心がなく売り上げが伸びない美容師は一生安い給料で働き続けることになります。売り上げが伸びるとサロンワークの仕事以外にも撮影を任されたり、外部のセミナーの講師をしたりと仕事の幅がどんどん広がっていきます。そうなると更に美容師の仕事が楽しくなるのです。

これはどの仕事にも共通して言えるポイントかもしれませんね。

自分を客観的に分析してみよう

美容師に向いているかどうかは自分を知ることから始まります。自分の事を客観的に分析してみましょう。もし自分の事がなかなかわからないならば、身近で信頼のおける人に相談してもいいかもしれませんね。家族や友達だったり、サロンの上司に聞いてみましょう。

例えば下記の項目でチェックして見て下さい。

・外見(カッコいい or そうでもない)
・服装(お洒落 or 普通)
・会話(よく話す or 物静か)
・技術(起用 or 不器用)
・練習(真面目 or サボりがち)
・友達(多い or 少ない)

全ての項目で左側にチェックがついたならば、美容師にかなり向いているという事になります。「外見」がカッコよくて「服装」がお洒落で「会話」も得意。「技術」は起用で真面目に「練習」を続ける。そして周りには「友達」が多い。もしこんな人間がいれば美容師として数多くのお客様に必要とされるでしょう。

しかし実際には全てに当てはまっている人間はほとんどいないでしょう。人間なので何かしらの欠点もあります。自分を分析すると今の自分の強みが分かったり、問題点が浮き彫りになったりします。

得意な分野を更に伸ばすような努力もいいですし、苦手な問題点の改善に努めてもいいでしょう。何も行動しなければ今の現状が続くだけです。

もし美容師に向いていないと感じたら?

潔く転職してもいいかもしれませんね。苦手な世界で一生懸命努力を重ねるよりも自分に向いている世界で努力した方が成果に繋がりやすいと思います。転職をする際に美容師の経験を活かして接客業に転職する人もいますが、僕は全く違う世界に挑戦した方がいいと思っています。

アパレルなどの接客業は美容師と同様に「外見」「服装」「会話」などの能力が求められます。美容師に向いていないのに同様の接客業に転職するのは過ちの繰り返しになってしまう可能性があります。

例えば接客は全く関係のないIT系の仕事など。ITの仕事は「外見」も「服装」も「会話術」も必要とされません。どちらかというと一つの事に対してとことん追求するような「オタク気質」の人が活躍していたりします。

もっと極論を言ってしまえばeスポーツで活躍しているプロは皆、オタクのゲーマーです。オタクというとイメージが悪いかもしれませんが「オタク」=「専門家」とも言えるでしょう。

「自分には目立った特徴がないんだ。」と悩む人はそれこそ安定している公務員や会社員の方が将来的に安心できます。競争社会には向いていないのならば、全体的に守ってもらえる環境を探さなければいけません。

美容師からの転職は一人で行動せずに転職エージェントを利用した方がいいですよ。そもそも仕事が忙しいのでなかなか転職活動の時間を作ることが難しいですし、理想の企業を探すことも難しいです。

転職エージェントを利用すると完全に無料で企業探しから応募、面接対策、条件の交渉など様々な事をサポートしてくれます。全く違う業種に転職する際に自分には足りない知識もあると思いますが、プロのサポートがあれば面接での会話も安心ですから。条件も自分ではなかなか交渉しづらいと思いますが、第三者から交渉してもらえるとそれだけで給料が上がる可能性があります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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まとめ:美容師に向いている人の特徴を分析してみた

美容師に向いている人の特徴としては下記の通りです。

・外見がカッコいい(可愛い)
・服装や髪型がお洒落
・会話上手(空気が読める)
・技術が高い
・向上心が強い
売れている美容師さんを観察すると例外なくこの条件に当てはまっていると思いますが、自分自身はいかがでしたか?美容師として成功したいならば得意分野を伸ばすことや苦手分野の克服の努力をしましょう。
もし「美容師に向いていない。」と思ったら全く違う世界で挑戦することをおすすめします。もしかしたら新しい世界は自分にとっての天職になるかもしれませんよ。
少しでも参考になれば嬉しいです。
他にも美容師が抱える悩みに関しては下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。
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