「美容師スタイリストになったけど仕事辞めたい。」
「もう三十路だけど、美容師辞めたい。」
このような悩みに答えます。
これまでに多くの離職者を見てきました。
美容師スタイリストが仕事を辞めたくなる理由とは?
美容師はアシスタント時代に辞めてしまう人が多いイメージですが、実はスタイリストになってから辞める人も同様に多いのです。
スタイリストになってから辞める理由としては下記のようなことが挙げられます。
・プライベートが充実していない
・美容師としての仕事に冷めた
・給料・休み・福利厚生の問題
売り上げが伸びない
美容師アシスタントは営業時間中ずっと忙しくて体力的にしんどいですが、スタイリストになるとアシスタントに比べて比較的楽になります。美容師としての仕事にも慣れていますから、体力的にきついということはありません。
しかし今度は別の問題が発生します。
営業時間が暇になるんです。
自分のお客様が数多く指名して来店してくれたら、忙しく充実したサロンワークになりますが、売り上げが伸びないスタイリストは本当に暇なんです。営業時間の8割はバックルームでスマホをいじっている全く無意味な毎日を過ごしている美容師も存在するのです。
「自分はお客様から必要とされてないんじゃないか?」
「自分に美容師としての価値はあるのか?」
などと暇な時間がある分、ネガティブな思想にどんどんなっていきます。正に負のスパイラルです。最終的に仕事に行くのが嫌になってしまいます。
プライベートが充実していない
美容師スタイリストになっても休日は月に6~8回程。全てが平日です。セミナーやモデルハントなどで仕事になってしまう日も珍しくはありません。仕事の日はサロンワークが終わってもアシスタントの指導などで帰りは遅いです。
朝早くから夜遅くまで仕事ばかり。周りの友達と休みが合わないから家で一人で過ごす休日。旅行に行きたくても長期休暇なんてとれない。仕事以外の楽しみが全くない美容師さんも多いです。
「自分は何のために仕事をしているんだろう?」
「もっとプライベートな時間が欲しい。」
と美容師に対しての不満が溜まります。
美容師としての仕事に冷めた
最初は華やかな世界に憧れて美容師になったけど、ある程度美容師を経験すると美容師の仕事に冷めてしまう人も多いです。
「もともと接客はあまり好きじゃなかった。」
「技術への向上心がなくなってしまった。」
「毎日がただの繰り返しに感じてしまう。」
アシスタントのうちはやるべきカリキュラムが明確に存在するので練習にも身が入りますが、スタイリストになってからは自分自身で成長するしかありません。向上心を失ってしまうと、カットもカラーもシャンプーもお客様との会話でさえも何の刺激もない作業になってしまうのです。そんな仕事は当然面白くないです。
給料・休み・福利厚生の問題
美容師スタイリストになっているとするとある程度の年齢に達しているでしょう。20代前半のうちは将来の事なんてそんなに考えてなかったと思いますが、30歳が近くなると急に将来の事について悩む瞬間が訪れます。
「このままの給料で結婚できるのか?」
「子供ができたら土日休みの方がいいのでは?」
「なんで社会保険に入ってないの?」
などと給料や休日、福利厚生の面で不安が生じます。周りの友達は順調に昇給しているのに自分だけ20代前半から年収が上がっていないと不安になりますよね。
美容師辞めたいと思ったらどうする?
上記のような理由で美容師の仕事に対して疑問が浮かんでいるあなた。
何かしらの方法で解決しないと明るい未来は訪れませんよ。
一番ダメなのはなんとなくダラダラとこのままの状態で仕事を続けることです。
気が付けば取り返しのつかない年齢に達してしまって一生つまらない人生を過ごすことになってしまいます。
解決策は下記の通り。
・他のサロンに転職する
・他業種に転職する
今のサロンで頑張って売り上げを伸ばす
「できることなら美容師として成功したい。」
少しでもまだ美容師としてやる気が残っていれば、まずは売り上げを伸ばすことを考えましょう。売り上げが伸びると自然と暇な時間も無くなってきますし、バックルームでネガティブに落ち込む時間もなくなります。
数多くのお客様を担当する中で新たに自分の中に課題が見つかり、技術に対する向上心も芽生えてきます。そうすると今まで繰り返しの作業と感じていたサロンワークがまた楽しくなってきます。
給料も上がるので、仕事もプライベートも充実するでしょう。指名売り上げを伸ばす方法は実は明確な仕組みがあります。
売り上げを上げる方法は下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。
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他のサロンに転職する
今のサロンで売り上げを伸ばしたとしても改善できない問題があるのなら他のサロンに転職するのも方法です。
「どうしても帰りが遅くなってしまう。」
「休日に仕事が多く入ってしまう。」
「人間関係が悪すぎる。」
「福利厚生が整っていない。」
このような悩みの場合は他のサロンを探しましょう。美容業界はどこのサロンも人材不足なので、スタイリストであれば大抵の美容室には転職できるでしょう。
転職する際はこれまでの悩みを解決できるようなサロンを探しましょう。チェックするべきポイントは下記の通りです。
・給料体制の確認(歩合給のパーセンテージなど)
・出勤、退勤時間の確認
・新規客は月に何人くらいか?
他業種に転職する
「美容師という仕事に完全に冷めてしまった。」
「土日祝日が休みの仕事がしたい。」
といったような美容師をしている限り解決できない問題がある場合は他業種への転職を考えましょう。他のサロンに転職するのと他業種への転職は全く別物で、年齢が高くなる程、難易度は上がります。
他業種への転職は1日でも早く行動するようにしましょう。美容師からの転職は一人で行動せずに転職エージェントを利用すると優良企業への転職が決まりやすいです。忙しくてなかなか転職情報などを調べる時間もないでしょうが、転職エージェントを利用すると働きながらスムーズに転職活動を進めることができますよ。
おすすめの転職サイトとエージェントは下記の記事にて詳しく解説しています。
「美容師から他業種に転職したい。」憧れの美容師になってみたものの厳しい仕事と美容師の実態を経験して「自分は美容師に向いていないんだ。」と新しい道を探す若者も多いです。その判断は正解です。美容という仕事が本当に[…]
まとめ:美容師辞めたい。。。【スタイリストになったけど、、、】
・プライベートが充実していない
・美容師としての仕事に冷めた
・給料・休み・福利厚生の問題
スタイリストになったものの、美容師としてのキャリアで伸び悩んでいる人は沢山います。自分の問題点にしっかりと向き合い解決できるように行動しましょう。一つでも解決できると大抵の悩みは連動しているので仕事がまた楽しくなるかもしれません。
一番の問題は悩みに向き合わず、現状維持でダラダラと過ごすことです。歳をとってからでは遅い問題もあるので、取り返しがつかなくなる前に行動しましょう。
少しでも参考になれば嬉しいです。
他にも美容師が抱える悩みに関しては下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。
「毎日のサロンワークが本当につらい。」「売り上げが全然上がらなくて、美容師向いてないかもしれない。」「一生美容師として生活できるのか?将来が不安だ。」このような悩みを抱えていませんか?まず始めに不安や不満を感[…]