美容師辞めたいけど言えない(辞められない)人へ

美容師辞めたいのに上司に報告できない。どうしよう。
「美容師を辞めたい。」こう思う人は本当に多いです。美容師という仕事は華やかで夢があるように見えますが、実際に働いてみると肉体的にも精神的にもかなり厳しい仕事です。では実際にすぐに辞めているかというとそうではありません。「辞めたいけどなかなか実行できない。」「上司に報告できない。」と自分の中で悩んでいる人も多いのです。悩みながらの仕事することは精神的にかなり負担が大きいのでなるべく早めに解決できるといいですね。
今回はこのように辞めたいと思っているけど、なかなか行動できない人へのアドバイスを書く事にしました。是非最後までご覧ください。

辞めると言えない(辞められない)人はこんな人

「仕事なんか辞めたいと思えばすぐに辞めれるだろ?何言ってんだ?」と思った方。そうです。それが正解です。仕事は本人の意思で確実に辞める事ができます。しかし実際問題は仕事を辞めることができずに悩んでいる人が多いのです。その理由は個人的な性格や考え方の違いからきています。辞める事をなかなか上司に報告できない人には特徴があります。

・気が弱い
・真面目
・責任感が強い
・失敗を恐れている 
仕事を辞めれない人がよく言う言葉で「上司が怖くて」「上司に止められるから」という言葉があります。典型的な気の弱い人のセリフですね。怒られることが怖くてなかなか自分の考えを上司に伝える事ができないのです。これは退職の際にマイナスになるだけはなく何かアクションをする際に行動を起こせなくなるので全ての出来事に一歩遅れるような人です。出世したりリーダーシップを持って行動するタイプではありません。
また「自分が辞めるとサロンが困ってしまうから」と自分の事ではなくサロンの心配をしてなかなか辞められない人もいます。こういう人は学生時代から責任感が強く、真面目に過ごしてきた人です。宿題もサボらずに頑張っていたことでしょう。しかしこのような性格の人はビジネスの世界でいつも損をしてしまいます。ブラック企業で働く平社員の多くが真面目でコツコツと仕事をこなすタイプの人間です。
気の弱いタイプや真面目で責任感の強いタイプの人が仕事を辞められないと言いましたが、最も大きい理由として「失敗を恐れている」からです。今の仕事を辞めて次の行動を起こす覚悟がないのです。仕事を辞める覚悟がない人はこれからの人生を真剣に考えていないのです。もし次の仕事や自分の夢が明確に決まっている人ならばどんなに上司に反対されようとも今の仕事を辞めて次のステージに進むはずです。仕事を辞めたいのであれば、次の世界の事を本気で考えましょう。

サロンが引き留める理由とは?

よっぽど酷い人材でなければサロン側は必至であなたの退職を引き留めると思います。本当に相手の将来を心配して助言してくれるサロンもありますが、大抵の場合はサロン側の都合によるものです。
・人材不足
・教育費がかかっているから
・サロンの利益のため
美容業界に限らず今は慢性的な人材不足が続いています。新しく人を雇おうと思ってもなかなか人材が見つからないのです。求人サイトに募集要項を載せるだけでも費用はかかりますし、確実に求人応募が来る保証もありません。ですから今の社員はなるべく辞めてほしくないのです。
美容学生がサロンに就職しても1年くらいは給料分の働きができません。技術がまだまだ不足していますし、実戦経験も足りません。しかしサロンは未来への投資として新人を教育していくのです。スタイリストになってサロンに売り上げを貢献してくれる日を夢見て教育費として雇ってくれているのです。せっかく雇ったアシスタントが途中で他のサロンに移ったり、他業種に転職してしまったらこれまでの投資が無駄になってしまいます。
アシスタントが1人いるだけでスタイリストは1日に呼べるお客様の数が大きく変わります。シャンプーやカラー塗布、ブローなどの施術を代わりに行ってくれるアシスタントがいれば同時にお客様の予約を取ることができるからです。もし今のサロンに売り上げの高いスタイリストがいるならばサロンとしてはアシスタントが必ず必要なので辞められてたら困ってしまいます。
本人の未来を心配するふりをして退職を引き留めにきますが、ほとんどはサロン側の都合によるものです。もし自分のやりたい事が明確に決まっているならば遠慮なく退職の意思を伝えたほうがいいですよ。

法律上は辞める事ができます

たとえどんなにサロン側に反対されたとしても自分の意思で退職することは可能です。上司に何を言われようが日本の法律で決まっていることですから。労働基準法によると2週間前に退職の意思を伝えることで退職は可能となっています。サロンの会社規定などで「退職する際は3か月前までに申請すること」などという決まりはあるかもしれませんが、労働基準法の方が優先されますので最速で辞めたい場合は2週間後に辞める事ができます。

しかし社会人としては円満退社をおすすめします。これからも美容師として働くなら新しく転職したサロンに知り合いがいるかもしれませんし、悪い評判が流されてしまう可能性があります。他業種に転職する場合でもどこで誰と繋がっているかわかりませんから、なるべく綺麗に人間関係を保ちながら辞めましょうね。

円満退社の方法

・なるべく早めに伝える
・引き留められない理由を考える
・サロンへの不満などは言わない
・雇ってくれて感謝の気持ちを伝える

まず円満退社をする方法として上司になるべく早く伝えることが必要です。アシスタントならともかくスタイリストは自分のお客様の引き継ぎなどもありますので3か月前には伝えた方がいいですよ。

そして理由はしっかり考えましょう。理由によってはサロンに引き留められてしまいます。「〇〇な部分が嫌なので辞めたい」「給料が低いから」「休みが少ないから」などという理由では上司から「〇〇は改善するから残ってくれ」「給料も改善するから」「有給で休んでいいから」といって辞めさせてくれませんよ。理由としては「体調がどうしても悪い」「家庭の都合で」などといったどうしようもない理由を話しましょう。

本心ではサロンやスタッフに不満があったとしても大人ですから表面上は感謝の気持ちを伝えましょう。「何もできない自分を育ててくれてありがとうございました。」と最後に言えば相手も悪い気はしませんから。

円満退社じゃなくてもいいのなら

働く職場がどうしてもブラック企業で常識が通じない場合もあります。「代わりの人が見つかるまでは辞めることはできないよ」「あなたの教育に使ったお金と時間を返してくれ」このようにいくら退社の意思を伝えても相手に通じない場合です。

どうしても円満に辞める事ができないならば最短で2週間で辞めましょう。「労働基準法に従って2週間後には退社します」ときっぱり伝えることが必要です。自分では怖くて言えない人のために最近では「退職代行サービス」というものもあります。

退職代行ガーディアン
5



東京都労働委員会認証の法適合の法人格を有する合同労働組合です。

退職代行という労働問題において一般法人(株式会社など)と弁護士の強みを”唯一”持つ存在で、
労働者のために運営されている組織のため【簡単/低価格/確実】を”唯一”合法的に可能としてます。

退職代行サービスは数多くありますが、なかでも「退職代行ガーディアン」は低価格で確実に退職できるのでおすすめですよ。

 

まとめ:美容師辞めたいけど言えない(辞められない)人へ

もしあなたが理不尽な世界で毎日苦しんでいるとしたら、全力で環境を変えましょう。周りの人や家族は心配してくれるかもしれませんが実際に行動を起こすのは自分です。一度しかない人生の大切な時間をブラック企業に利用されるのはもったいないですよ。本当に大切な事は何かを一度考えてみて下さい。美容室は全国に沢山ありますので今のサロンで働かなくても夢を叶えることはできるでしょうし、美容師以外にも楽しい仕事は沢山あります。大切なのは伝える勇気です。

少しでも参考になれば嬉しいです。

他にも美容師が抱える悩みに関しては下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。

関連記事

「毎日のサロンワークが本当につらい。」「売り上げが全然上がらなくて、美容師向いてないかもしれない。」「一生美容師として生活できるのか?将来が不安だ。」このような悩みを抱えていませんか?まず始めに不安や不満を感[…]