美容師1年目だけど辞めたい。簡単に辞めていいのかな?
「美容師になったばかりだけど、毎日辛くて辞めてしまいたい。」
「想像していた世界と全然違っていて、仕事が楽しくない。」
「給料は低いし、休みも少なくて社会人として底辺クラスの仕事は嫌だ。」
このような悩みを抱えていませんか?
美容学校を卒業して晴れて美容師として働き始める1年目。しかし実際の仕事は想像していたよりも何倍も厳しくて毎日が苦しい。朝から晩まで雑用と練習に追われ休日も少なく給料も少ない。「こんな世界だと思っていなかった。」と思い退職を考える人も多いです。
美容師をすぐに辞めてしまったら自分はどうなるのだろうか?このまま続けて将来性はあるのか?様々な思いに悩まされる1年目の美容師に向けての記事を書きたいと思います。
この記事を読めば、悩みから解放されて自分の将来像のイメージがはっきりと湧き、これからの行動の指針になりますよ。
是非最後までご覧ください。
1年目は辛いのが当たり前
最初に結論から申し上げますと、大切な事は自分がどんな30代、40代を迎えてどんな生活を送りたいかという
理想の将来を思い描くことが最も重要です。
将来の自分をイメージすることで今の自分に必要な行動が自ずと分かるようになります。
まず大前提として全ての仕事において1年目が辛いのは当たり前のことです。社会人は学生に比べてハードな毎日を過ごしていますが、中でも1年目の社会人は色々と覚えるべきことがあるので体力的にも精神的にも消耗が激しいのです。もし今の辛さから逃げ出したとしても次の職場で同じような期間を過ごさなければならないでしょう。辞めるのか、続けるのかはもっと先の将来像を考えてから行動しましょう。
将来像とは美容師ならスタイリストになったときの自分の姿のことです。美容師スタイリストとして活躍する自分を想像してみて下さい。スタイリストになるには約3年間のアシスタント期間が必要です。「美容師としてカッコよくお客様の髪をカットしたい。」と思うなら今は辛いと思いますが、歯を食いしばって頑張りましょう。スタイリストになったときに今の頑張りが大きな自信となって自分のバックボーンになることでしょう。
下積み時代はどんな仕事も辛いです。安い給料で長時間労働が当たり前です。下積み時代は自分の大切な時間とお金を犠牲にしなければいけません。どんな仕事にも必要な期間ですがスタイリストになるのにそこまでの価値があるかどうかしっかりと吟味していきましょう。
美容師スタイリストのメリット、デメリット
辛い下積み時代を通り越したら美容師スタイリストになることができますね。ではスタイリストはどんな仕事なのでしょうか?実際にスタイリストの経験を積んだ自分が美容師スタイリストの社会人としての特徴を考えていきたいと思います。
・華やかな世界に見える
・お洒落を楽しめる
・女性と関わりがある仕事
・平日が休み
・歩合制で人によっては稼げる
・人に感謝される仕事
・お洒落を楽しめる
・女性と関わりがある仕事
・平日が休み
・歩合制で人によっては稼げる
・人に感謝される仕事
まずは美容師の素晴らしさを解説しましょう。美容師は世間から見てお洒落で華やかな世界に見えます。お洒落なサロンで自由な服装、髪型で働く美容師は来店される女性のお客様から見ても素敵に見えます。工場勤務のような仕事だと女性と関わることが一切なくて「キャバクラ以外で女性と話ができない」といったような男性もいます。
給料は最初は労働時間も長く低賃金ですが、スタイリストになって自分の指名客が増えてくると歩合給が発生するので、20代で年収が1.000万を超えるような人もいます。歩合制というのはとても夢のある制度です。売り上げさえ上がれば先月の給料が翌月に倍になっている可能性もあるのですから。
平日が休みということは何をするにしても便利です。病院や役所も閉まってないですし、ショッピングモールやレジャー施設も空いています。僕は趣味でゴルフをしますが土日祝日だとプレー費が軽く10.000円を超えてきますが、平日だと約半額でプレーすることができます。
何より美容師の素敵なところは「お客様から感謝の気持ちをいただける」という事です。しかも直接伝えてくれます。毎日色々なお客様が来店されて楽しく会話をしながらヘアスタイルをデザインします。そして帰り際に「ありがとう」と言ってくれます。この言葉を聞くとアシスタント期間に頑張った自分の努力は無駄じゃなかったと実感することができますよ。
・土日祝日に休みことができない
・仕事時間が長い
・給料が安い
・将来の安定性がない
・仕事時間が長い
・給料が安い
・将来の安定性がない
美容師はサービス業ですので基本的には土日祝日に休むことはできません。子供の運動会などのイベントがあっても仕事を選んでいる人が多いです。土日の稼ぎが給料に直結するので容易に休むことは難しいのです。公務員や一般企業は土日祝日が休みなので家族とのコミュニケーションをとる機会が多いです。それに比べると美容師はなかなか子供と遊ぶ時間を確保することが難しいですね。
また仕事の拘束時間が非常に長く、平均すると給料がかなり低い傾向にあります。歩合制なので稼いでいる人は存在しますが、それは美容師として成功している人の話です。指名売り上げが低いスタイリストは基本給だけの給料になってしまうので年収が300万以下の人も多いのが現状です。現代の3Kと言われる「きつい、帰れない、給料が安い」という全ての項目に該当しているので苦労している美容師は多いです。
美容師のパフォーマンスをいつまで発揮できるかは人によって違いますが、普通の会社員と違って勤続年数による昇給制度がありませんから、将来の不安は常に付きまといます。美容師として成功している人も「20代、30代は周りの友達よりも稼いでいたけど、40代以降は全然稼げない。」といった人も出てきます。
美容師は稼げる人とそうでない人にはっきり分かれるので、スタイリストになってからも継続的な努力が必要な仕事です。もしそこまで仕事に情熱がないのであれば将来的にとても苦労してしまうかもしれませんね。
どんな30代、40代を迎えたいか?
将来的にどんな生活をしたいか考える事でこれからの行動が変わります。「美容師として絶対に成功したいんだ!」という強い気持ちがあれば今の辛い時期も乗り越える必要があります。逆に「仕事にこだわりはないから安定した生活が欲しい。」と願うなら美容師は競争社会なので早めに転職した方が幸せになれると思います。
仮に転職するとすれば早めの行動が必要になります。何度も解説していますが美容師が他のサロンに移ることは何年目でも簡単です。人材不足に悩まされている業界ですからある程度の経験があれば好きなサロンに転職することはできるでしょう。しかし全く他業種に転職する場合は年齢が高くなればなるほど難易度が上がってしまいます。未経験の世界に挑戦するなら明日にも行動を開始しましょう。
美容師から他業種に転職する場合は一人で行動せずに転職エージェントを利用しましょう。自分では見つける事のできないような好条件の仕事を紹介してくれる可能性が高いですよ。転職活動は「企業を探す」「履歴書の作成」「応募」「面接対策」「条件の交渉」など色々と忙しくなります。今の仕事を続けながら一人で行動すると時間に制限があって、なかなかうまく進めることができませんが、転職エージェントは全て無料でサポートしてくれますので強い味方になります。
あなたの転職が成功すると企業側から紹介料として転職エージェントに報酬が入りますので、真剣に向き合ってくれるでしょう。特に「条件の交渉」などは自分の口からは伝えることが難しいと思いますが、第三者からのサポートがあれば転職したその日からの給料が上がっている可能性が高いです。同じ時間働くならなるべく好条件の仕事をしたいですよね?
美容師から他業種に転職する際におすすめの転職サイトと転職エージェントについては下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。
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まとめ:美容師1年目だけど辞めたい人へ【将来をよく考えるべき】
社会人1年目は学生時代からのギャップに苦しみ、毎日がとても辛いと思います。しかしどんな仕事に就いたとしても必ず下積み時代は通る必要のある道です。自分の理想とする未来が美容師スタイリストにあるのならば、頑張ってアシスタント期間を過ごしましょう。
しかし自分の理想の将来像が安定した暮らしだったのならば、早めに転職活動を開始した方が幸せになれるでしょう。
一度じっくりと自分の将来について考えてみましょう。少しでも参考になれば嬉しいです。
また美容師を続ける限り様々な悩みを抱えることになりますが、他の悩みに関しては下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。
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