美容師に疲れたときの対処方法7選

美容師の仕事に疲れてしまった。
毎日つらいです。。。
昔から憧れていた華やかな美容師の世界。お洒落な空間でカッコよくお客様を笑顔にする美容師は素敵ですよね?しかし実際に美容師の仕事を経験すると現実はとても過酷で辛いものなのです。特にアシスタント時代は誰もが一度は「こんな辛いとは思っていなかった。」と仕事に疲れた経験があるはずです。
そんな気持ちになったときに心が折れてしまって挫折してしまう人も多いですし、何とか気持ちを持ち直して頑張ってスタイリストに昇格できる人もいます。この記事では実際に過酷なアシスタント時代を過ごしてきた自分が、仕事に疲れたときの対処方法を7つ程紹介したいと思います。今の現状で仕事にお悩みの方は是非最後までご覧ください。

美容師の仕事ってどんな感じなの?

美容師の仕事は基本的に対面型の接客業になります。一般的なイメージだとお客様と楽しそうに髪を切っているイメージですが、実際には他にも仕事は沢山あるのです。サロンワーク以外にも雑誌やWEBの撮影だったり、出張のヘアメイクなどの仕事もありますが、今回はサロンワークに焦点を当てて考えていきましょう。

・サロンワークの前に出勤して掃除や自分の練習

・サロンワーク(約10時間)

・掃除&ミーティング

・自分の練習
基本的には上記のような流れで1日を過ごしています。美容師の仕事の特徴としては拘束時間が非常に長いことが挙げられます。サロンワークの時間以外にも自分の練習や掃除、ミーティングなどで時間を使うので1日の仕事時間は12時間を軽く超えるでしょう。そして休日は大抵の場合、月に6~8日くらいです。
そして拘束時間に対しての給料はとても低いです。アシスタントだと平均して14時間はサロンにいるので、14×(22~24日)=308~336時間くらい月に働いていることになります。月給は約16万が平均です。
時給に換算してみましょう。月に労働時間を320時間だと仮定すると160.000÷320=500円という恐ろしい金額になることがわかります。スタイリストになると多少は給料も上がりますが、サロンの拘束時間はそこまで変わらないので相変わらず時給換算すると最低賃金を下回っていることがわかります。
美容師の仕事は現代の3K【きつい、給料が低い、帰れない】に全て当てはまっているので、仕事に疲れるのも当然ですね。では仕事に疲れたときの対処方法を解説していきます。

美容師に疲れたときの対処方法7選

1.よく眠る

まずは体力的に疲れている場合、しっかりと睡眠をとるようにしましょう。どんなに疲れていても家に帰ってきてからスマホをいじったり、ゲームをしたりして眠る時間が少なくなっている若者が多いです。「自分は疲れているな。」と感じたら何よりも睡眠を優先してみましょう。

家に帰ったら、風呂にゆっくり入ってすぐに眠るのです。単純かもしれませんが、これはかなり効果的ですよ。しっかりと睡眠をとった翌日は頭もすっきりしていますし、仕事に対してのモチベーションも上がります。精神的に悩みがないのなら、とりあえず睡眠をとることです。

しかし美容師の仕事は体力的に疲れるというよりも精神的に追い込まれていることの方が多いです。ここからは仕事に対しての考え方やモチベーションを上げる方法を紹介していきますね。

2.気分転換に遊ぶ

どんなに好きな仕事に就いたとしても、四六時中仕事に事ばかり考えていては好きな仕事も嫌いになってしまいます。そんなときは気分転換に思い切って遊んでみましょう。リフレッシュするためには普段やっていない事をしましょう。家でゲームをしたり、映画を見るのもいいですが、おすすめはスポーツか自然に触れ合うことです。

学生時代に何かスポーツをしていた人は身体を動かすと昔の精神状態に戻ることができます。仲間とフットサルに参加するのもいいですし、社会人になってサーフィンやゴルフ、ランニングなどの趣味を見つけるのもいいでしょう。思い切り動いて汗をかけば日頃感じているストレスは緩和することができます。

3.同期と話す

たまには職場以外で同期と会話する時間を作ってみましょう。休み前に飲みに行ってもいいですし、軽く晩御飯を一緒に食べてもいいでしょう。同期というのは美容師人生を同時にスタートさせた仲間です。時にはライバルでもあり、時には支え合う存在にもなります。年齢も近いでしょうし、仕事に対しての悩みも同じような事で悩んでいます。

自分の現状を一番共感してくれる相手ですので、仕事の悩みも相談しやすいはずです。ただし気を付けなければいけない点があります。それは愚痴のこぼし合いになってしまわないように注意することです。職場への不満ばかりを吐き出していると今よりも仕事に行くことが辛くなってしまいます。多少の愚痴はストレス発散になりますが、食事の最後は「なんだかんだ明日からも頑張ろう!」という会話で終わるようにしましょうね。

4.先輩と話す

仲の良い先輩、尊敬できる先輩がいるならば、仕事の悩み相談をしてみましょう。先輩は美容師歴が自分よりも長いので当然のことですが、今の自分の状態を経験しているということ。今は立派なスタイリストの先輩も自分たちと同様に辛いアシスタント時代を過ごしているのです。

「最近仕事の〇〇で悩んでいて、毎日疲れてしまうんです。先輩はどうやって乗り越えたんですか?」とストレートに聞いてみるといいでしょう。実際に経験して乗り越えた人のアドバイスは同期に相談するよりも的確で効果的な答えが期待できます。

更に先輩に相談することで先輩との関係も良くなります。「自分は後輩から頼りにされている。」と気分が良くなるからです。サロンワークでも少し目をかけてくれるかもしれませんよ。

5.身近な目標を見つける

先の見えない遠くの目標よりもあとちょっとで達成できるような小さな目標を作りましょう。

・お客様との会話を盛り上げる
・シャンプーで1日1回は褒められる
・来週のカリキュラムのテストに合格する
・新規のお客様を月に5人呼ぶ
など人によって目標は様々です。ポイントとしては頑張れば届きそうな目標にすることが大切です。マラソンでもそうですが42.195キロと聞くと果てしない距離に感じるでしょう?でも「次の横断歩道まで頑張ろう。」「次の曲がり角まで頑張ろう。」といった具合に目標を小刻みに設定することで走るモチベーションを保つことができます。

6.自分の夢を確認する

先ほどの目標とは逆に自分の将来的な大きな目標もはっきりとさせましょう。目的地のないレースは過酷です。そもそも走っている道が合っているかもわかりません。「自分は美容師として絶対に独立するんだ。」「このサロンで売り上げNO.1になるんだ。」という大きな目標があれば、それに必要な過程として毎日の辛い仕事も頑張ることができます。

7.転職する

まずは1~6までの対処法を試してみましょう。一時的に仕事が辛い状態ならばほとんどの場合はポジティブに仕事に取り組むことができるようになります。しかし「自分の夢を確認する」ということをあらためて考えた場合に、美容師としての目標が思い浮かばなかった場合。これはすぐに転職した方がいいと思います。

理由としては「今の辛い時期は美容師として大成するための我慢の期間だから」です。美容師として将来絶対成功するんだという強い気持ちが芯にない人はだらだらと仕事を続けていき、稼げない美容師になるか、いずれ仕事が本当に嫌になって転職するでしょう。

もし転職するならば年齢は若ければ若い程チャンスがあります。どんな仕事も下積み時代はあるものですので年齢が高くなってからの転職は大成するのが難しいでしょう。仮に美容師アシスタントとして40代の未経験の人が転職してきたら、その人は美容師として成功すると思いますか?可能性はゼロではないですが、かなり無理ゲーになっていますよね?というわけで、他業種に挑戦するなら20代のうちがおすすめです。

美容師が他業種に転職する際はこちらの記事を参考にして下さい。↓

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まとめ:美容師に疲れたときの対処方法7選

どんなに好きな仕事でも疲れるときやモチベーションが下がってしまう事はあります。そのときになるべく早くモチベーションを上げて仕事に向き合うことが大切なのです。とはいえ今の仕事と自分の将来を考えたときに希望が見えないような職場ならば早めに転職することをおすすめします。

人生の時間は有限なので無駄な時間の過ごし方は本当にもったいないと思います。仕事に疲れたら一旦立ち止まってゆっくり自分の将来を考えてみることも必要ですよ。少しでも参考になれば嬉しいです。

他にも美容師が抱える悩みに関しては下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。

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